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おねえちゃんにあった夜

シェフ・アールツ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784198640170
ISBN 10 : 4198640173
Format
Books
Release Date
September/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ぼくが生まれる前に亡くなったおねえちゃんが、ある夜、ぼくのへやに現れて…?喪失と癒しを美しく描き出す忘れがたい絵本。

【著者紹介】
シェフ・アールツ : ベルギーの作家・詩人。森にかこまれた村で育ち、学生時代には文学と演劇を学ぶ。劇作家、ジャーナリストとして働きはじめ、1999年に作家デビュー。『おねえちゃんにあった夜』も、オランダで銀の石筆賞、ベルギーでボッケンレーウ賞を受賞するなど高く評価され、子どもの本の作家としても次々に作品を発表している

マリット・テルンクヴィスト : 1964年、スウェーデンでスウェーデン人の父とオランダ人の母の間に生まれ、5歳からオランダで育つ。25歳で絵本作家としてデビュー。自身で文章も書いた絵本『愛についてのちいさなおはなし』(小峰書店)では銀の石筆賞を受賞している

長山さき : 1963年生まれ。兵庫県芦屋市出身。関西学院大学大学院文学部修士課程修了。文化人類学を学ぶ。1987年、オランダ政府奨学生としてライデン大学に留学、以後、オランダに暮らす。アムステルダム在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • chimako

    最後の一文で泣けてしまう。おねえちゃんを知らずに大きくなった弟とおねえちゃんの一夜のサイクリング。自転車をこいで森に行った。おねえちゃんのお墓に行った。病院に行った。船に乗ってお菓子を分け合った。おねえちゃんは弟と遊びたかったに違いない。おねえちゃんはそういうものだから。こうやって書きながらまた涙ぐむ。

  • ふう

    読友さんの感想で知った本。きっとおねえちゃんは弟とこんなふうに遊んだりおしゃべりしたりしたかったのでしょうね。大丈夫。あなたがわたしを忘れずにいてくれれば、わたしはあなたの心の中でずっと遊べるから。そんな声が聞こえてきそうです。悲しくてたまらないから大人は泣いてばかりだけど、子どもは、死んだ人にも存在する力をくれるのかもしれません。悲しみが消えるわけではないけど、弟の話を聞いて、お母さんもそっとおねえちゃんを抱きしめたはず。温かい気持ちで。

  • めしいらず

    壁に並んだ2枚の写真。弟はカラー写真の中だが、姉のは白黒だ。まだ自転車にも乗れぬ年齢で姉は死んだ。それから弟が生まれるまで長い時間の経過があった。それが両親にとって娘の死の痛みの深さを物語る。普段は意識していなかった弟だけど、声が聞こえた時に彼はすぐさま察した。一緒にいたらきっとこう過ごしただろう時間。姉が弟を後ろから抱きくっついて眠る。弟は姉とひと時を共に過ごすうち、気付かなかった喪失感に感情が少しずつ追いついていく。姉が去った後、その痕跡を探す弟。例え今はいなくても、彼には姉が確かに存在していたのだ。

  • ぶんこ

    僕が生まれる前に亡くなってしまったお姉ちゃん。今は白黒の写真となって、カラーの僕の写真の隣にいる。自転車に乗れるようになる前に亡くなったお姉ちゃん。弟のところに現れて一緒に自転車で旅をする。お姉ちゃんが入院していた病院に行き「あそこが私の部屋」と言う。抑えていた涙がこの場面で崩壊。入院していた病院の窓って、哀しいような愛おしいような存在。僕はどう感じたのかな?写真の中だけのお姉ちゃんが、大好きなお姉ちゃんになったのかな。最後のページの食卓の風景に、辛いのではなく素晴らしい思い出になったのが感じられました。

  • イケメンつんちゃ

    ななめねこまちをゆく 10月もあと少し 季節外れの雨に 闇雲 図書館の貸し出し数十冊もあと少し こちらもたいへん 働いて働いて働いて働いて働いて参ります hontoにも書きました スピンオフ この本も素晴らしい 相対することのなかった 姉弟の センチメンタルジャーニー ベッドから スタートし それぞれの自転車に乗り 海へと届く 表紙の月の バランス感覚が 泣いてしまいます 木綿のハンカチーフ 用意してください マジ泣けますって 働いて働いて働いて働いて働いて参ります 旨い タカキベーカリー たまごスナック

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