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美しい世界はどこにいる

サリー・ルーニー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784152104076
ISBN 10 : 4152104074
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

人気作家のアリスはダブリンを離れて田舎に移り住み、倉庫作業員の男性と知り合う。アリスの親友アイリーンは恋人との別れから立ち直れずにダブリンで鬱々と暮らし、アリスと長文メールを交わすが‥‥。社会の理想と現実の差に苦しむ若者たちを描いた長篇小説

【著者紹介】
山崎まどか : コラムニスト

サリー・ルーニー : サリー・ルーニーはアイルランドの作家。二作品はBBCによってドラマ化された。2022年には、TIME誌が選ぶ最も影響力のある100人に選ばれている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • しゅう

    ベストセラー作家のアリスはマッチングアプリで知り合ったフィリックスと、アリスの親友のアイリーンは幼馴染みのサイモンと、それぞれ恋の駆け引きを始めようとしていた。アリスの物語とアリスのメール、アイリーンの物語とアイリーンのメール、この順番で四分の三ほど綴られる。アリスはフィリックスのことを愛してるって言うけれど、フィリックスのどこが良くて惚れたのか全く不明になるほどひどく卑屈なモラハラ男だ。全体的に退屈な読書になった。これ、好きな人はごめんなさい。

  • ヘラジカ

    サリー・ルーニーが生み出す物語のなかでは登場人物が本当に生きていると感じられる。単なる人間臭さや生々しさとは少し違う”真実味”があるのだ。会話やセックスはもちろん、メッセージ間の空白や無言の空間に溶け出すお互いの感情さえもがとても高精細で、文字を読んでいるだけとは思えないような臨場感がある。このテーマ、この筋書きでここまで没入して読ませる作家は、現役ではサリー・ルーニーだけかもしれない。邦訳された3作を読む限りこの作品が間違いなく最高傑作。

  • 練りようかん

    三作目。デートアプリで知り合った二人の会話は思うように広がらず、恋心を抱き続けてる幼馴染のもう一組は思いきれず、停滞感いっぱいのスタート。既読作と同じく政治や現代社会への意見交換は闊達だが、内省と客観の脆さが伝わってきて今作はメールが長文であること、まわりはもう恋人同士なんて言葉使わないなという一言が特徴的に感じられた。性的な感情は行為と別の中身があり、その意味で人と触れ合えない人間になるのが怖いのだ。美しい世界を求める人に変換し、皆が右手を出してるイメージ。誰かが左手を出さないと握手できないよと思った。

  • Acha

    私から見るとけっこう拗らせまくりな女子たちが、やたらと理屈っぽいというか、スノッブに思えるメールのやりとりを続け、話が展開していく。なんなんだこの娘たち。キャラ設定もどっちがどっちか分からなくなること度々。よくこれに男性側がフィットしてるもんだなあと。かと言ってフィリックスの言い草はまあまあ酷くてDVめいてるのに、意外と気持ちは深まる…のか?なんで?生きづらそうな二人の行方が気になったのか、面白かったかと聞かれたら面白かったのだが、何がというと説明しづらい。そんな小説。

  • どみとる

    アイルランドに生きる30代男女2組のままならない人生と恋愛。長年両思いだったが付き合わうことなく共にパートナーを持つ幼なじみが夜を共にし、愛を確認した数日後、女は男が恋人と別れていなかったことを知る。静かに憤る女に向かって「その態度はフェアじゃない。僕に恋人が居ることは君も知ってたし、別れたとも言ってないよね」といいのけた男の「フェア」の使い方に軽く目眩がした。女の怒りは不当なのか?あるいは作家のアリスの冷静な物言いを高慢だと言う倉庫労働者のフェリックス。たとえ本人にその気がなくとも、中立的な言葉を使った

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