Books

苦情はいつも聴かれない

サラ・アーメッド

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480837271
ISBN 10 : 4480837272
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

組織内のハラスメントや差別に対し声を上げた人々は、何を経験するか。痛みをともなう証言から、組織・制度・権力が苦情を無力化するメカニズムを解き明かす。

【著者紹介】
サラ・アーメッド : 1969年、イギリス生まれ。フェミニズム理論、クィア理論、人種理論などを専門とする独立研究者、ライター、アクティビスト。パキスタン人の父とイギリス人の母を持つ。アデレード大学で学士号を取得後、カーディフ大学批評文化理論センター博士課程修了。ロンドン大学ゴールドスミス校の教授を務めていたが、学内でのハラスメント対応に抗議して2016年に辞任

竹内要江 : 翻訳家。東京大学大学院総合文化研究科比較文学比較文化分野修士課程修了

飯田麻結 : 東京大学教養学部附属教養教育高度化機構Diversity&Inclusion部門特任講師。ロンドン大学ゴールドスミス校メディア・コミュニケーション学科博士後期課程修了。専門はフェミニズム理論、メディア論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ネギっ子gen

    【物語を集め、足跡を残すとき、対話は可能になる】フェミニズム/クィア理論を専門とし“苦情”をきっかけに教授職を辞した独立研究家が、大学での調査をもとに、組織・制度・権力が苦情を阻止し無力化するメカニズムを解明。原書は2021年、訳書は2024年刊。巻末に、訳者解説と原注(字が小さい!)と参考文献。推薦本!<苦情を訴えることは生を支援することだ。“ノー”と言うことで、あなたはそのなかに新たな芽生えの紆余曲折を植える。巣を可能にし、巣づくりを可能にするためには、いつも生じる物事を阻止する必要がある>と―― ⇒

  • Mc6ρ助

    途中で挫折。クレイマークレイマーな爺さまは自分の言い分を認めて貰えるのかと期待していたのだが、フェミニストの著者のセクハラや差別へのみんなの「苦情」に関するものであった。なんとも重層的で、噂のフジテレビなんてとてもではないけれど改善されるとは思えない(ついでにいえば兵庫県もこっちはパワハラだけど同様・・)。これを「苦情」ということ(本の原題が"Complaint!"であること)自体がハラスメントや差別の世間での位置づけを明示しているのだった。だが、著者の未来を見るまなざしはとてもとても明るい。

  • はるき

    マイノリティーが如何に阻害され続けるか。異議を唱えただけで、組織に楯突く反乱分子扱いされるか。私は波風立てたくない人間ですが、反論しないい怖さはわかる気がします…。露骨な攻撃者より、「黙っている方が貴方のため」という悪意のない第三者が沢山いることで、そちらが多数派になる。おぞましい話でした。

  • Kaname Funakoshi

    英国の大学でフェミニズムに対する、という条件付きではあるが、苦情が組織によってどのように扱われるかについての分析。苦情を訴えた人達への深いインタビューによる事例収集。ポリシーを適用しないこと、行動しないこと。ファイリングされて保存されても活かされるわけではない。壁と扉。

  • S

    最後の最後に「記録」になるの、分かる〜!もとの文体の問題なのか(それをなんとか日本語に反映させようとしたためか)具体的な話がたくさんされているわりに全体的に読みづらかった。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items