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月の光を飲んだ少女

ケリー・バーンヒル

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784566024632
ISBN 10 : 4566024636
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ぽろん

    児童書。ちょっと気分転換のつもりで、借りてきたのだけど、なんの、なんの。毎年、魔女に生け贄として差し出される赤ちゃん。当の魔女は、その意味を知らず、疑問に思いながらも、赤ちゃんの命を守る為、助けて、新しい家族に託してきた。沼の主グラークは、詩人の様だし、中々、成長しない竜の子も可愛いが訳あり。優しい魔女に育てられたルナの物語は、奥が深くて、叙情的でさえある。読み応えがある一冊でした。

  • ワッピー

    月を愛でる読書会参加本。火山の麓にある保護領は、その年の一番若い赤ん坊を魔女に捧げる年一回の「いけにえの日」を迎えた。長く続く因習だが、一人の母親が長老会と修道院に逆らって行方不明となった・・・。森の魔女は本当に邪悪な存在なのか?いけにえに捧げられ、満月の光を飲んだ少女ルナは森の魔女ザンと沼坊主グラック、小竜フィリアンに育てられるが、封じられた魔力がついに顕現し、堰き止められた時は変化の波に打ち破られる。知識を隠蔽し、人々の進歩を妨げていた黒幕の正体は?現在の世界状況にかんがみて非常に示唆的なテーマです。

  • 信兵衛

    児童向けファンタジー作品ですが、予想を超えた素晴らしさ、名品と言って過言ではないと思います。

  • マツユキ

    ある村で、1年に一度生まれたばかりの赤ん坊の魔女に捧げる習慣があった。森に住む魔女はその赤ん坊を保護していたが、ある年、赤ん坊が魔法を持ってしまい…。子育てって大変、この場合危険と隣り合わせですが、魔女も沼坊主も龍の子も良い家族だし、魔法を持った赤ん坊ルナも素敵な少女に成長しました。村では、長老たちと言いなりが当たり前ですが、ルナを取り上げられ抵抗した母親、習慣に疑問を持つ青年がいて、さあ、どうなるのか。重苦しい村の空気が晴れるのが気持ち良い。まとまっているけれど、壮大なファンタジーでした。

  • 杏子

    最初は少し時間がかかったけれど、なかなか面白い話だった。生まれてまもない赤ん坊を、森の中に置き去りにして、魔女にいけにえとしてささげる。似たような話は他にもあるが、その真相がこの作品では少し違っていた。ちょっと疑問に思って、調べればすぐに判明したのに。そうはならないのが物語というもの。これは夢なのか?幻なのか?よくわからない場面があって、それが後からみたら伏線だったのがわかる。月の光を飲んで魔法の力を得た少女と、少女を育ておばあちゃんとなった魔女との関わりが胸を打った。銀と青のイメージが美しい。

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