Product Details
ISBN 10 : 4296117335
Content Description
■スマホやPCの画面への集中時間はわずか「47秒」、1日の平均メールチェック回数は「77回」、作業中断後、元のタスクに戻るための集中を回復するための時間は「25分」‥‥。仕事や生活を便利にするためのデジタルデバイスに、私たちは逆に苦しめられている? デジタルツールがもたらす注意散漫に悩みつつも、デバイスなしでは生きられない現代人に贈る、デジタル時代に適した「集中力」を高め、心身のバランスを保つ方法。
■私たちの仕事や生活はもはやデジタルデバイスなしに成立しえません。スマートフォンやPC、ZoomやTeamsなどのデジタルツールは物理的な距離の壁を取り払いリモートワークを普及させるなど、私たちに多大な利便性と効率性をもたらしました。しかしその一方で、絶え間なく届くポップアップ通知、対処すべきメッセージやメールの急増、人間の本能に訴えかける巧みな動画編などによって、「注意散漫になり、集中力が長続きしない」「マルチタスクが増えてミスが生じやすくなった」「不安や不眠などの症状増えた」などの新たな悩みが生まれています。
■本来私たちの生活を豊かにし、能力を拡張するために創られたはずのデジタルツールが、深刻な注意散漫の原因になってしまったいま、私たちはいかにして集中力を回復し、心の健康を保つことができるのでしょうか。本書では、デジタルデバイスが人間の集中力に与える影響を長年調査・研究し続けてきた気鋭の情報科学者が、現代の注意散漫の驚くべき現状を明らかにし、現代科学の最新成果と独自の実験結果をもとに、デジタルツールと共存しながら集中力を高め、精神のバランスを維持するための方法を紹介します。
■具体的には、「マルチタスクはなぜ生産性と心の健康に悪影響なのか?」「誠実さや楽観性などの個人の性格特性は、個人の集中力にどう影響するか?」「SNSやTikTok動画、フラッシュバナー広告などが注意散漫をなぜ増幅するのか?」などの疑問に丁寧に答えるほか、人間の本能に巧みに訴えるAIやアルゴリズムの知られざる仕組み、「没入」「慣れ」「退屈」「不満」という4象限によるデジタル時代ならではの独自の集中力の分類方法などを示します。
■さらに、まとめとなる最終部「集中・リズム・バランスを整える」では、デバイスの誘惑を断ち切り集中を持続するための「主体性」の育み方、デバイスやアプリを活用した「認知リソース」の高め方など、さまざまなデジタルツールと共存しながら、心身の健康を保ち、パフォーマンスを最大化させる具体的な実践方法も解説。デジタル時代に生きる私たちに役立つ情報とヒントに満ちた一冊です。
【著者紹介】
グロリア・マーク : 心理学者・情報科学者。カリフォルニア大学アーバイン校総長特任教授。コロンビア大学で心理学の博士号取得後、約20年にわたりデジタルメディアが人間の生活に与える影響を研究する。主な研究テーマは、マルチタスク、集中の中断、デジタル機器の使用にともなう感情など。これまでに200以上の論文を発表し、テクノロジーに関する優れた学術研究に与えられる「グーグル・リサーチ・アワード」を2度受賞。その業績はニューヨーク・タイムズ、ウォール・ストリート・ジャーナルなどに紹介されている。本書が初の著書となる
依田卓巳 : 翻訳家。東京大学法学部卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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ehirano1
読了日:2024/05/14
くくの
読了日:2024/11/04
FuSa
読了日:2024/09/18
turtle
読了日:2024/07/27
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読了日:2024/04/21
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