クリスティアン・リュック

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人はなぜ自分を殺すのか 新潮新書

クリスティアン・リュック

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784106110979
ISBN 10 : 4106110970
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

日本では毎年2万人、世界では80万人近くが自殺する。死因としては戦争や殺人より多く、WHOが警告する世界的公衆衛生問題だ。安楽死を選択できる国が増える一方で、自殺者の約85〜95%には精神疾患があるとも言われ、自ら死を選ぶことの意味が改めて問われている――。〈自殺ゼロ〉政策を掲げるスウェーデンで、自殺研究の第一人者として知られる精神科医が、文化、宗教、歴史など多方面から徹底探求する〈生の価値〉。

【著者紹介】
クリスティアン・リュック : 1971年スウェーデン生まれ。精神科医。ノーベル生理学・医学賞を選定する名門医学研究教育機関、スウェーデンのカロリンスカ研究所で長年、精神科教授として診療に携わった自殺研究の第一人者。スウェーデンで最も影響力のある文学賞The August Prizeを本書で受賞

久山葉子 : 1975年兵庫県生まれ。翻訳家。エッセイスト。神戸女学院大学文学部卒。スウェーデン大使館商務部勤務を経てスウェーデン在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ta_chanko

    自分の人生に対する自己決定権があるとするならば、その終わり方=死についても自己決定権が認められるのか? 実際、安楽死を認めている国や地域も存在するが、一般的には自殺は精神障害やうつなどの病気が原因であるとして、治療や予防の対象となる場合が多い。予防措置や治療・監察などによって自殺を減らすことはできるが、何の予兆もなく、突然自殺してしまう人もいる。自殺は残された遺族や関係者に深い傷跡を残す。一方で、安楽死を選んだ本人は最期の幸せな時間を過ごしたのち、家族に看取られながらこの世を去る。非常に難しい問題...

  • 安楽死、尊厳死も自殺の一部として考察されているので、無邪気に自殺はダメ、ゼッタイと言うのも悩ましい。希死念慮に悩まされたら、「助けてください」と周りの人に声をかける、っていう対策はわりと効果ありそう。

  • たかひろ

    自殺に関する発見があるかとも思ったら特にない。自殺志願者の病んだ脳内や歪んだものの見方の解説があるかといえばそれもなし。とにかく「生きてりゃいいことあるよ!」のゴリ押しが続く。スウェーデンで一番の文学賞を取ったらしいが、悪い意味での文学的情緒的文章がずっと続くだけでまったく面白くなかった。読まなくてよし。これを読むなら坂口恭平の「苦しい時は電話して」のほうが遥かに自殺志願者の思考を分析していて面白い。

  • dokusyotyu24

    自殺がテーマの本であるが、安楽死や延命治療の有無についての議論も多く、現代的であるなと思った。

  • 優しい親子丼

    人間は誕生の瞬間から「生きる」という根源的な責任を負わされる。この責任は、歳を重ねるごとに社会的な期待へと変容し、やがて他者に迷惑をかけず、我慢を強いられる成熟した人格が求められる。 ​こうした世界観では、自己の命を絶つ行為は許されざるものと見なされる。生を放棄することはできないという厳格な倫理観が、絶望的な苦痛をもたらす。とりわけ男性は、社会的な孤立の中でその苦悩を深めやすく、高い自殺率がその現実を物語っている。「生きることは絶対であり、死は許されない」この矛盾に満ちた生こそが、地獄にも等しい。

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