クリスチアナ・ブランド

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招かれざる客たちのビュッフェ

クリスチアナ・ブランド

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784488262013
ISBN 10 : 4488262015
Format
Books
Publisher
Release Date
March/1990
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
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Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Kircheis

    ★★★★★ いくつかの話を、それぞれコース料理の一品に例えた短編集。 自分には読書の醍醐味は長編にこそあり、短編集は通勤時間や待ち合わせの隙間時間を潰すためのものという固定観念があったのだが、この作品で完全に覆された。 ほぼ全ての話が超おもしろく、グイグイと引き込まれてしまう。ベストを挙げるのは難しいが、『婚姻飛翔』と『スケープゴート』が双璧。ラスト付近はやや停滞するものの、最高に幸せな読書タイムを過ごせた。 なお、後味の悪さで『もう山査子摘みもおしまい』も心に刻まれている。

  • ジャムうどん@アカウント移動してごはんになります

    ボリューム満点、良い意味でお腹がいっぱいです。一品一品がクセが強く、それぞれの「味」を楽しませます。毒などは入っておりませんとありますが、さてさて(笑)収録されている数が多いので一々感想は書けませんが、全体として皮肉り方が凄いです。初め四つ以外後味がなかなかに悪いのですが、その毒気が物凄い方にかえって惹かれてしまったり。ベストを選べと言われると辛いけれども強いて言うならジェミニー・クリケット、カップの中の毒を。おいしいビュッフェだったのは確かですが、中に入っていたかもしれないと毒がじわじわと来そう。

  • Panzer Leader

    最初の4扁はまあまあかな、でも展開が読めるよねえと思っていたら、「ジェミニー・クリケット事件」で全く先行きが読めず、ラストはハンマーで頭を殴られたようなショック。そして最後まで作者の変幻自在なストーリーに愚弄されました。参りました、ブラントさん、あなたの料理を堪能しました、お腹一杯です。

  • 紅はこべ

    「バルコニーからの眺め」はサキの短編とオチが同じ。勿論過程は違うが。「ジェミニー・クリケット事件」は、北村薫氏推奨の米国版より、本書の英国版の方が好き。この茫漠とした終わり方が良い。事件の第三者が真相を語る体の米国版はわかりやすすぎる。ブランドはアメリカ人には丁寧に解説しないとわかってもらえないと思ったのかな。

  • セウテス

    クリスチアナ・ブランドの作品は数多くの翻訳の中でも、ぜひとも読んで欲しい作家さんです。この短編集は長編を読む為のウォームアップに最適です。倒叙作品からスリル作品まで、短編でもバリエーションに富んだ本格ミステリーです。『カップのなかの毒』では、倒叙作品の特徴である結末の鮮やかな落とし方は勿論、どういった処で犯人は特定されるのか、というポイントもしっかりと押さえています。『ジェミニー・クリケット事件』では、その謎や密室トリックが本格である上に、スリルとスピードが読者に迫ってくる、正に古典と言うべき名作です。

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