小さな奇跡 ハーレクイン・イマージュ

子供は望めないと告白したら、
私はまた捨てられてしまう？

看護師のモリーは職場に突然現れた医師を見て息をのんだ。
5年前に私を手ひどく振り、以前の恋人と復縁して結婚したルーク！
妻を亡くして、この地へ戻ってきたと聞いていたけれど、
まさか同じ病院に復職するなんて信じられない！
彼に捨てられたというのに、再会を喜んでいる自分がいることも。
ルークと再会するときは幸せに光り輝いていようと決めていた。
けれど、彼と別れたあとに結婚した人とは、つい先ごろ離婚したばかり。
理由は、どうしても子供を授かれなかったから‥‥。
そのことは言えないまま、モリーはルークに再び身を捧げた――
このまま夢中になって、また裏切られるのが怖くてたまらないのに。

モリーは子を望めないことを秘密にしているため、妻の忘れ形見である幼い双子の子育て中のルークが口にする何気ないせりふにも傷ついてしまいます。やっぱり彼に話すべきなのか？　悩むモリーの身に小さな奇跡は起こるのでしょうか？　感涙必至の名作です。

【著者紹介】
キャロル・マリネッリ : イギリスで看護教育を受け、救急外来に長年勤務する。バックパックを背負っての旅行中に芽生えたロマンスを経て結婚し、オーストラリアに移り住む。現在も３人の子供とともに住むオーストラリアは、彼女にとって第二の故郷になっているという（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）