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だれも私たちに「失格の烙印」を押すことはできない

キム・ウォニョン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784093888547
ISBN 10 : 409388854X
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

韓国のベストセラー、日本上陸!障害、病気、貧困、人とちがった容姿や性的指向…すべて生には価値があって美しいことを論理的に語り尽くす!「今年の人権書」2018年受賞作。

目次 : 第1章 障害の熟練者/ 第2章 品格と尊厳のパフォーマンス/ 第3章 私たちは愛と正義を否定する/ 第4章 ロングフルライフ―不当な生/ 第5章 喜ばしい責任/ 第6章 立ちはだかる法の前で/ 第7章 権利を発明する/ 第8章 魅力不平等の問題/ 第9章 怪物になる必要はない

【著者紹介】
キム・ウォニョン : ソウル大学社会科学部社会学科、同大学ロースクール卒業。作家、パフォーマー、弁護士として活動中。骨形成不全症のため車いすユーザー

五十嵐真希 : 早稲田大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • あつお

    バリアの有る世界。 本書は足に障害を持つ著者によるエッセイ。バリアフリー、多様性が叫ばれども、まだ改善の余地の有る現状について語らう。本書の主な内容は@権利、A魅力。@移動権について、多くの街は健常者に合わせた設計となっている。少しでも身体に不自由があれば移動が損なわれる。それを訴える移動権が明文化されたのは重要な事。A平等と言えど、より魅力的な外見・知性を持った人を性的に評価するのが人間の本能。その領域まで法で規制するのは不可能。車椅子でも、魅力的に振る舞っている。 違った視点で街を観察してみたい。

  • shi 2

    主張強めのエッセイと言った感じ。この人が凄い人なのは伝わってきたが、それ以上でも以下でも無い。疾患と共生するには『スタイル』と『ナラティブ』が必要である。精神疾患者のナラティブは現実に即していない場合がある点において、肯定的な『スタイル』では無いらしい。言いたいことはわかるし賛同するが、優生学的というか、基本的に白黒で考えるタイプの人。合理主義なんだなと思った。韓国の社会保障制度は日本と似ている。生活保護に類似した制度もある。相違点は障害の当事者が社会的・大々的に『行動』することだ。日本もこうなればいい。

  • 瀬希瑞 世季子

    "私たち障害者が骨形成不全症や癌または聴覚障害に価値があると言うとすれば、それは、産物としての価値ではなくパフォーマンスとしての価値を血肉化させているからだ。つまり、水平的アイデンティティとして擁護しようとする障害や病気、高すぎたり低すぎたりする身長、人種、特定の精神疾患、性的指向などは、ある人が経験や挑戦によって紡いできた物語そのものであり、血肉化された属性でもある。"(p.154~155)

  • やぎ

    本を読むとき救いを求めてしまうことがある。これはどちらかと言うと人権宣言の色が濃かった。韓国の精神病院の衝撃的な強制収容の話もあり、大変刺激的。勇気付けられたかというと、ちょっと毛色が違いましたねという感想。ただ、障害について深く考えさせられた。

  • takao

    障害児に生まれて

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