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黄色い部屋の謎 新訳版 創元推理文庫

ガストン・ルルー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784488108045
ISBN 10 : 4488108040
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
平岡敦 ,  

Content Description

フランスを代表する科学者スタンガルソン教授父娘が暮らすグランディエ城の離れの一室で起きた不可解な事件。内部から完全に密閉されたこの〈黄色い部屋〉から響いた女性の悲鳴。ドアを壊して室内に足を踏み入れた者たちが見出したのは、血の海に倒れる博士の令嬢マティルドだった。犯人はどこに? この怪事件に挑むのは18歳の新聞記者ルルタビーユ。密室ミステリの古典を、ジャン・コクトーによる序文を収録した新訳決定版で贈ります。


【著者紹介】
ガストン・ルルー : 1868年、パリ生まれ。法律を学び、弁護士資格を取得した後、日刊紙“エコー・ド・パリ”に記事を寄せるようになり、その後、劇評や裁判記録を多く執筆。“ル・マタン”紙の特派員などもつとめた。代表作である『黄色い部屋の謎』は、1907年に“イリュストラシオン”紙の文芸付録に連載したもので、1908年に刊行され、現在も密室ミステリの古典として不動の地位を保っている。1927年没

平岡敦 : 1955年生まれ。早稲田大学文学部卒業。中央大学大学院修了。現在中央大学講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 夜間飛行

    内側から鍵の掛かった部屋から悲鳴が聞こえ、扉を破ると瀕死の令嬢が倒れている。壁には男の血の手形、床には大きな靴跡…犯人はどこに? ドアの後ろや部屋の隅に隠れる隙間はない。このシンプルな謎は美しく、話の舞台となる古城とも調和していた。ルルタビーユという探偵は若さゆえの過剰さがあり、それがまた妙に憎めない。銃声の消失、手がかりの偽装、ミスディレクション等々…1907年の作にしては細かい要素を盛り込んでいる。作中、密室の先例として「モルグ街の殺人」や「まだらの紐」に触れており、密室へのはっきりした意図を感じた。

  • 森オサム

    著者初読み。1908年に発表された古典中の古典。ハヤカワの「黄色い部屋の秘密」〔新訳版〕も所有しており、迷ったけどこちらを手にしました。読み辛いだろうなぁ、と事前に身構えていたが、意外と読み易く面白かった。アンフェアだ、回りくどい、大仰だ、等々の批判も有る様ですが、3回出て来る犯人消失トリックも素直に驚いたし、犯人の正体も全然分からずこれまたビックリした。動機に関しては、ちょっと推理するのは無理かな、とは思いましたけどね。100年以上前のフランスの作品が現代の日本で売ってる、名作だからでしょ?。おススメ。

  • ケイジ

    百年以上前に書かれたミステリーだが特に古さを感じることはなかったです。探偵役の新聞記者ルルタビーユが今風のマイペースな若者で魅力的でした。

  • kz

    密室ミステリの古典として名高いので是非一回は読んでおきたかった。ルルーはオペラ座の怪人のイメージが強かったが、新聞記者ルルビターユの自信家であるが故にやや身勝手というか、周囲を振り回していく様に強いキャラクター性を感じる。探偵役はトリックスターめいた言動や自由奔放な振る舞いをするものが多いが、それを許せる実績や理性、論理、それに話術による部分が大きいように感じた。

  • うなぎ

    密室トリックの大傑作の推理小説を読みたくなって。どう考えても逃げられない黄色い部屋から暴漢がどうやって逃げたかという話。犯人は気づかなかったけど、名探偵ルルタビーユ君が過去を探しにアメリカに行くと旅に出た後半で、動機はクリスティーでよく出てくるアレかと思ったら当たって嬉しい。密室トリックのからくりはポンと膝を打ちたくなるものだった。そりゃあ密室になるわ。

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