Product Details
ISBN 10 : 4622076667
Content Description
熾烈な生存競争と淘汰のもとで、なぜ他者を利する行動が生じたのか?本書は哲学的テーマをはらんだ重厚な科学ノンフィクションであり、その謎を追い求めた末にホームレスとして死んだ異端の科学者ジョージ・プライスの驚愕の伝記でもある。第1部では、メイナード・スミス、フィッシャーら巨星たちが織りなす波乱の科学史をたどる。第2部は進化学史と伝記が合流するところから始まる。プライスが導いた淘汰の方程式は、利他行動の理論に待望の普遍的定式を与え、「多層レベル淘汰」という大きなダイナミクスをも見渡すものだった。進化生物学の哲人ビル・ハミルトンとプライスの交流の記録も胸を打つ秀作。
目次 : 第1部(戦争か平和か/ ニューヨーク/ 淘汰/ 放浪/ 友好的なヒトデと利己的なゲーム/ 奮戦/ さまざまな解決策/ 容易な道はない)/ 第2部(ロンドン/ 「偶然の一致による」回心/ 「愛の」回心/ 清算/ 利他行動/ 最後の日々)
【著者紹介】
オレン・ハーマン : バル・イラン大学(イスラエル)大学院、科学・技術・社会研究部門主任教授。ヘブライ大学、ハーヴァード大学、オックスフォード大学で歴史学と生物学を修め、大学で生物学史とライティングの教鞭をとる傍ら、執筆活動をしている。The Price of Altruism(W.W.Norton,2010)(Bodley Head/Random House,2010)はロサンゼルス・タイムズの2010年度の出版賞で科学技術部門の最優秀賞を受賞し、ピュリツアー賞にもノミネートされた
垂水雄二 : 1942年大阪に生まれる。京都大学大学院理学研究科博士課程修了。出版社勤務をへて1999年よりフリージャーナリスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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メルセ・ひすい
読了日:2012/02/05
EnJoeToh
読了日:2012/01/16
tuppo
読了日:2016/11/25
mononofu
読了日:2015/04/08
中年サラリーマン
読了日:2012/04/26
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