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ISBN 10 : 4000253603
Content Description
嘘や憎しみにあふれた情報の断片を、共感や優しさによってつなげ、神話的な物語の力を蘇らせる「第四人称」の語りとは(「優しい語り手」)。絶えざる流浪、破局、全体主義を経験しながら、西欧の周縁で菌糸体のような独自の生育をとげた中欧文学の魅力とは(「「中欧」の幻影は文学に映し出される」)。細分化していく世界を「星座」的な形式で再構築する、新たな文学の可能性がここに開かれる―『プラヴィエクとそのほかの時代』『昼の家、夜の家』『逃亡派』のノーベル賞作家が語る、二つの講演。
目次 : 優しい語り手/ 「中欧」の幻影は文学に映し出される―中欧小説は存在するか/ 第四人称の語り手の未来―訳者あとがき
【著者紹介】
オルガ・トカルチュク著 : 1962年ポーランド生まれ。詩人・小説家・エッセイスト。ワルシャワ大学で心理学を専攻、卒業後セラピストを経て作家となる。2007年の『逃亡派』(白水社、2014年)によりポーランドの権威ある文学賞ニケ賞を受賞し、同作の英訳はマン・ブッカー国際賞を受けた。14年の『ヤクブの書』で再びニケ賞を受賞。19年、前年度のノーベル文学賞を受賞
小椋彩訳 : 北海道大学文学部卒業。東京大学大学院にて博士号(文学)取得。現在、東洋大学文学部日本文学文化学科助教。専門はポーランドとロシアの文学・文化
久山宏一 : 東京外国語大学卒業。アダム・ミツキェーヴィチ大学にて博士号(文学)取得。現在、東京外国語大学など非常勤講師、ポーランド広報文化センター文化担当エクスパート。専門はポーランドとロシアの文学・文化(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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Vakira
読了日:2021/12/17
けんとまん1007
読了日:2021/12/12
とよぽん
読了日:2022/02/19
ゆう
読了日:2022/02/27
kei
読了日:2021/12/16
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