エルンスト・ユンガー

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エウメスヴィル あるアナークの手記

エルンスト・ユンガー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784865030952
ISBN 10 : 4865030956
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

“大破壊”後の架空の都市国家に生きる一青年の任務と日常に仮託して、来たるべき人間と社会の趨勢を描いた、ユンガーの知られざる長篇小説。『大理石の断崖の上で』『ヘリオーポリス』に続く本作で、ユンガーはついに、独裁者たちが巨大な森へと消失する未来を幻視する。稀代の魔術的リアリストが展開する、鏡の奥の世界へようこそ。

【著者紹介】
エルンスト・ユンガー : 1895年3月29日ハイデルベルクに生まれ、北ドイツで育つ。1914〜1918年、第一次世界大戦に志願兵として従軍、少尉まで昇進、帝政ドイツ軍人最高の勲章pour le merit受勲。1920年、従軍日記を基にした大戦体験記『鋼鉄の嵐のなかで』を自費出版。除隊(1923年)後、大戦体験の思想的・文学的深化に取り組む傍ら動物学を学ぶ(1925年春まで)。ナショナリズム革命論客として活動(1933年ナチス政権誕生まで)。その後エッセイ、小説など作家業に専心。1939〜1944年、第二次世界大戦出征、パリ占領軍司令部勤務。敗戦後1949年まで出版禁止。解除後最晩年に至るまで旺盛な執筆活動を展開。1998年2月17日死去

田尻三千夫 : 1948年生まれ。東京外国語大学外国語学部ドイツ語科卒業、東京大学大学院人文科学研究科独語独文学科修士課程修了、東京女子大学文理学部専任講師、助教授を経て東京大学教養学部助教授、東京大学教養学部・大学院総合文化研究科言語情報科学専攻助教授・教授、東京大学名誉教授。ドイツ近現代文学研究・紹介(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ケイトKATE

    いまどき珍しい白いシンプルな装丁に惹かれて購入した。(書影ではなく実物を見てほしい)戦後ドイツを代表する作家エルンスト・ユンガーの未来小説。未来小説といってもハイテクマシーンやメタリックな巨大建造物は登場せず、約300年後の荒涼とした未来に成立した都市国家エウメスヴィルを舞台に、青年マルティン・ヴェナトアが残した手記によって進む物語である。正直、劇的な展開がなくヴェナトアによる専制的なエウメスヴィルの政治体制と、古代ギリシアからナチス・ドイツまでの政治体制の歴史についての考察が続き読むのが大変だった。

  • Caivs Marivs

    遠未来、ある都市国家で支配者に仕える歴史研究者の一人称で語られる日記文学。そのテーマはアナーク、集団と主義からも独立した人間の例とその精神を宿した人々で、その例からの考察が延々続く。その研究方法は、カタコンベと呼ばれる化学集団が提供するルミナルがもたらすVRによる歴史の体験と、そこに出てくる技術は未来的だが、その背景では、世界国家の崩壊に続く戦争、遺伝子操作により生み出された生物が蠢く森が存在する等、ポスト・アポカリプト的である。 日本人としては、世界観に内在する、風の谷のナウシカとの類似性を指摘したい。

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