エリック・ホブズボーム

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20世紀の歴史 上 ちくま学芸文庫

エリック・ホブズボーム

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480098665
ISBN 10 : 4480098666
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

第一次世界大戦の幕開けとともに始まった20世紀。この〈短い〉世紀の諸相を英国を代表する歴史家が渾身の力で描く。全二巻、文庫オリジナル新訳。

【著者紹介】
エリック・ホブズボーム : 1917‐2012年。イギリスの歴史家。ポーランド系ユダヤ人を父とし、オーストリア人を母としてエジプトで生まれる。ウィーン、ベルリンを経て1933年イギリスに移住。1936年イギリス共産党入党。ケンブリッジ大学キングス・カレッジで1939年学士号、1942年修士号、1951年博士号を取得。キングス・カレッジのフェロー、ロンドン大学教授などを歴任

大井由紀 : 一橋大学大学院で博士号(社会学)取得。南山大学外国語学部英米学科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • MUNEKAZ

    ホブズボームの著作を読むのは、これが初めて。大家による一冊ということで少し身構えていたが、意外なほど内容は読みやすく、皮肉やウィットに富んだ言い回しが多くて楽しめる(まぁ芸術に関する部分は知識不足で「?」でしたが)。左派の知識人らしく十月革命のインパクトを強調しているが、その裏で犠牲になった人々に対する視点が足りないのは気になるところ。ただ冷戦下での資本主義諸国の発展や、植民地支配の終焉の仕方などハッとする指摘が多く、知的好奇心を刺激される。

  • 春ドーナツ

    本書の発見は変わり種だった。先日ある本を読書メーターで登録したときに、「20世紀の歴史」を一語も含まないにもかかわらず、検索項目の中に闖入していた。で。好奇心の琴線に触れた。少しだけ調べるとマルクス主義者が著した歴史書だという(読んでみるとイギリス共産党に入党した事実はあるけれど、歴史叙述がそれに左右されている訳ではないと思う)。浅学なので英国を代表する歴史家だということを知る。歴史家の使命についてたびたび言及されていて、大切な役割であると素直に信じる。下巻の話になるが、ソ連超大国化の歩みは私の疑問を解消

  • ジュン

    語る者は多く読む者は少ないロマネ・コンティのような歴史書。瀕死におもえた資本主義は不況とファシズムをどう生き残り、なぜ共産主義に勝利しえたのか。ホブズボームは自身を納得させるように説明していく。19世紀が秘めた可能性を20世紀がどう開花させ裏切ったのかという点において非常に悲観的である。またアート史としてもずば抜けている。類まれな一冊であるが、あえて批判するとするなら、社会主義や共産主義という自信に満ちた解決策が利益と同じくらい大きな犠牲を強いたことにあまりにも無関心ではなかろうか。‬

  • himehikage

    たまには教養のある本をと手に取る。海外ミステリー読むにも役立ちそうじゃん。というよこしまな動機もあり…。うーん、歴史は逆説と皮肉に満ちている!言い回しが独特で、寝る前の朦朧とした頭で読むと全然進まず、時間がかかってしまったが。続いて下巻へ

  • ポルターガイスト

    めちゃくちゃよかった。マクニールやトニー・ジャットの著作と同じで,初学者向きではないが,意義ベースで描かれているから新しい見方をたくさんインストールできる。初版が90年代半ばというのが信じられない射程範囲の広さ。(個人的には:共産主義の影響力が過剰に見積もられたことで西側陣営の体制が大きく見直されたこと,政治史の流れよりも社会・経済史に注目して冷戦を描く姿勢,東西対立だけでなく英仏植民地帝国の解体過程の違い,核と大衆化の関連性,共産党の組織力,新冷戦の原因を米国に帰する見方などすごく刺激的だった)。

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