エリック・ホブズボーム

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20世紀の歴史 下 両極端の時代 ちくま学芸文庫

エリック・ホブズボーム

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480098672
ISBN 10 : 4480098674
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

1970年代を過ぎ、世界に再び危機が訪れる。不確実性がいやますなか、ソ連崩壊が20世紀の終焉を印した。歴史家の省察は我々に何を伝えるのか。

【著者紹介】
エリック・ホブズボーム : 1917‐2012年。イギリスの歴史家。ポーランド系ユダヤ人を父とし、オーストリア人を母としてエジプトで生まれる。ウィーン、ベルリンを経て1933年イギリスに移住。1936年イギリス共産党入党。ケンブリッジ大学キングス・カレッジで1939年学士号、1942年修士号、1951年博士号を取得。キングス・カレッジのフェロー、ロンドン大学教授などを歴任

大井由紀 : 一橋大学大学院で博士号(社会学)取得。現在、南山大学外国語学部英米学科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • MUNEKAZ

    著者による「短い20世紀」の歴史は、ファシズム・共産主義・自由主義が争った「破滅の時代」から、冷戦下での経済成長を遂げた「黄金時代」を経て、新自由主義の跋扈と国民国家の弱体化に伴う「危機の時代」へと至る。この極端から極端に至る見取り図はなかなか興味深く、また優れた歴史家による同時代の見方としても面白い(ラテンアメリカへの言及が多いのも印象的)。現在の緊張を極める国際情勢も、危機の時代の後始末なのか、あるいは新たな破滅の時代の始まりなのか。歴史は繰り返されるわけではないが、傾向をつかむヒントになるのでは。

  • ジュン

    原題がThe Age of Extremesだと知ったときは驚いた。「極端」が可算名詞なのがおもしろいし、新訳のように「両極端」と訳さないとこの時代の三択(ファシズム、共産主義、衰退するようにみえたデモクラシー)の対立がわからない。本書はホブズボームにしてはキレがない。なぜ自分が共産主義者となり世界を読み続けたのか、まるで弁明するかのごとく書かれている。そこにソ連の崩壊で終わった冷戦を伺うことができる。しかしあくまで真摯。共産主義は間違った解答かもしれないが、その問いは切実なものだ。

  • himehikage

    読む人がある程度の知識があることを前提にした本なので、時代が今に近い下巻のほうが上巻よりは読みやすかったとはいえ私にはハードル高かった。でも、20世紀を大局的に感じ取るには読んでよかったと思う。これまで日本では東アジア共通の文化(儒教的イデオロギー)によって驚異の経済成長を果たすとともに行き過ぎた自由主義、格差社会は抑えられてきたように見えるが、今後はどうだろうか…。キリスト教の影響力が弱まったのと同様、東アジア特有というやつも永らえるとは思えない

  • ポルターガイスト

    傑作だった。現代史はけっこう指導に自信のある分野だったが授業モデルに大幅な改訂が必要だと思った。構成の仕方が鍵概念の理解をつなげて流れのほうは二次的につくっていくスタイルで,学者が歴史総合とかでやりたいことってこれなんかなあ〜と思いました。

  • マウンテンゴリラ

    本書の区分によると、私自身の生きてきた20世紀は、黄金時代の末期から危機の時代ということになるだろう。内容的には欧米の記述に偏りがあり、世界史的な視点から見る20世紀の歴史と言えるかどうか、多少疑問に感じるところもあった。しかしそれに対して特に違和感を覚えないのは、20世紀が政治、経済、文化等、あらゆる面において良くも悪くも欧米中心の時代であったことの証ともいえるだろう。そして、我が国においても、本書(上下巻を通して)における破滅の時代、黄金時代、危機の時代という時代区分がその通りに当てはまる、→(2)

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