Books

堆塵館 アイアマンガー三部作 1

エドワード ケアリー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784488010553
ISBN 10 : 4488010555
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

〈月桂樹の館〉は、屑で材をなしたアイアマンガー一族の広大な屋敷だ。裏では百年以上にわたって集められたロンドンじゅうの屑山が敷地を占領し、屋敷で暮らすアイアマンガーたちは生涯屋敷から出られない。そんな生粋の一族のひとり、物が発する声を聞く力をもつ15歳のクロッドは、ある日屋敷の外の世界からやってきた少女ルーシーと出会う。それが一族の運命を変えることに……。『望楼館追想』の著者が満を持しておくる超大作。

【著者紹介】
エドワード・ケアリー : 1970年にイングランド東部のノーフォーク州で生まれる。これまでに長篇小説『望楼館追想』(2000)『アルヴァとイルヴァ』(2003)を発表。イラストレーター、彫塑家としても国際的に活躍。現在はアメリカ合衆国テキサス州で妻と子供ふたりと暮らしている。妻はアメリカの作家エリザベス・マクラッケン

古屋美登里 : 翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 紅はこべ

    三部作というので、『カルニヴィア』の時のように、全部出た後まとめて読もうかと思ったのだが、これはやはり一冊ずつじっくり、間を置いて読んだ方がいい作品。ディケンズや『五輪の薔薇』とかが好きな人間にはたまらない。19世紀の英国って、特にロンドンは小説の舞台としては何よりもふさわしい。その不潔さと猥雑さが魅力的。誕生の品の正体が明かされた時、嫌な予感がした。ひょっとしてクロッドが…と思ったが、まさかルーシーが…。切ない恋物語。堆塵館と月桂樹の館はどう違うの?

  • KAZOO

    これは世界の奇書だという気がしました。お気に入りさんの読んでいた表紙を見てまず主人公がヒトラーなのかと思ってしまいました。三部作の最初ですがこの世界は何なのだろうという気がしました。これが十代の読者向けということでもさらにビックリ、建物の構造にもビックリ、この作者が書いた挿絵にも、小説の中で食べるものにも、何なのだこれは、ということばかりでした。気持ち悪いけどやめられないという感じです。

  • ケイ

    ゴミから財を成したアイアマンガー一族。荒唐無稽なようで、しかし、都会の生活にゴミの処理は欠かせないものであるし、ゴミ処理業者は非常に儲けているということを思いだしてからは、大変にシュールな話だと、その着眼点に感心した。こういう事かなと思っていると、考えとは違う方向に話が進む。なるほど、そこに戻ってきたのかというエンディング。二部は手元にあるけれど、全部読んでわかってくることは何なのか気になる。

  • nuit@積読消化中

    あぁ、失敗した…いや、良い意味の失敗です。三部作とは分かっていたものの、どうしても早く読みたくてつい手に取ってしまい、読み出したらどっぷりハマってしまいましたが、続きが気になる!!揃ってから読めば良かった〜。ヴィクトリア時代でダークファンタジー、作者のエドワード・ケアリーの不思議な世界。読まずに年は越せませんでした。この作家さんの『望楼館追想』も読んでみたいのだが密林では相当高値だわ…。

  • mocha

    19世紀ロンドン郊外、巨大な屑山で暮らす風変わりな一族。人とモノとの奇妙な絆の物語。煤け汚れたスチームパンクの雰囲気がなんとも魅力的だ。訳者あとがきにはディケンズに触れられていたけど、私にはディケンズとダイアナWジョーンズを混ぜたような匂いがした。しかし思いもよらないラスト。この世界はどこへ向かっているんだろう。次巻が楽しみ!

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items