エイドリアン・マッキンティ

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ガン・ストリート・ガール ハヤカワ・ミステリ文庫

エイドリアン・マッキンティ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784151833069
ISBN 10 : 4151833064
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

富豪の夫妻が射殺される事件が発生した。当初は家庭内の争いによる単純な事件かと思われたが、容疑者と目されていた息子が崖下で死体となって発見される。現場には遺書も残されていたが、彼の過去に不審な点を感じたショーン・ダフィ警部補は新米の部下と真相を追う。だが事件の関係者がまたも自殺と思しき死を遂げ…。混迷深まる激動の北アイルランドを舞台にしたハードボイルド警察小説シリーズ、第四弾にして最高潮。

【著者紹介】
エイドリアン・マッキンティ : イギリス北アイルランドのキャリックファーガス生まれ。オックスフォード大学で哲学を学んだのち、様々な職業を経て、2000年ごろから小説執筆を始める。2003年に刊行したDead I Well May Beで長篇作家デビュー。同書で英国推理作家協会(CWA)賞スティール・ダガー賞にノミネートされる。2012年に刊行した『コールド・コールド・グラウンド』から始まる「ショーン・ダフィ」シリーズ第5作Rain Dogs(2016)でアメリカ探偵作家クラブ(MWA)賞最優秀ペイパーバック賞を受賞した。他にも米国ミステリ専門誌選出のバリー賞、オーストラリア推理作家協会最優秀長篇賞ネッド・ケリー賞をシリーズで複数回受賞している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • W-G

    2年ぶりくらいになるのだろうか?続編刊行されて嬉しい。今まで以上にダフィーの語り口もこなれてきて読みやすくなっており、長さを全く感じさせない仕上がり。文章のせいだけではなく、事件自体に複雑さがなく、肝心なところはほぼ勘頼みで解決してしまっているものだから、翻訳物特有の、アレこれ誰だっけ?と前頁を読み返す手間がほとんどない。それぞれの作品に、元ネタとなるような大きなスキャンダルを下敷きとして設定しているようだが、その元ネタへの関心度合いで、愛着も変わってくるタイプのシリーズ。次は再び密室物らしい。

  • ケイ

    シリーズで一番ガツンときた。偉そうだが、作家として脂がのってきたというのかな、読んでいて不思議なところはそういうことだったのかと、後書きで納得した。隅々までとても良かった。事実は小説より奇なり。まさに。ご近所のおふたりが相変わらずとてもラブリー。

  • buchipanda3

    シリーズ4作目。今回も一気に読み終えた。車の下の爆弾視認、「あい」の掛け合い、あぁこれだ、戻ってきた。80年代の荒んだ北アイルランド、人間臭くシニカルだが愛嬌のある空気感。スモーキーな味わいに浸った。資産家夫婦の殺害事件、状況は単純な構図を示していたが、手際からきな臭い面も。見えてきたのは本シリーズらしい展開だった。モースの街が出てきたのが嬉しい。音楽への拘りや媚びない所が似てる。さらに名付け親の依頼に素直に喜ぶ姿、孤独に苛まれる姿、どれもショーンだ。終盤の詩的な回想が印象深い。もう一杯、そしてもう一杯。

  • のぶ

    1980年代半ばの北アイルランドを舞台に、ミステリーとアイルランド紛争を融合させた、面白い作品だった。冒頭で富豪の夫妻が射殺される事件が発生した。そこで登場するのがシリーズの常連、ショーン・ダフィのチーム。捜査に目星が付くかと思われた時に、容疑者と目されていた息子が崖下で死体となって発見される。この事件も謎が深まっていくが、調べが進むうちに、大きな陰謀が絡む事態に発展していく。過去3作同様に、アイルランドの雰囲気がよく出ていて、レギュラーメンバーの個性も楽しませてもらった。シリーズの今後が楽しみだ。

  • ずっきん

    ショーン・ダフィ4。翻訳刊行と聞いて、どれほど嬉しかったことか!『アイル・ビー・ゴーン』でずっぽりと沈められた沼。ずぶずぶとさらに深く耽溺。骨太リリカルな語り口。脳内で流れまくるトム・ウェイツのダミ声。余韻を断ち切る場面転換。ああ、なんてタフで頑固でロマンチックなバカ野郎だ。もはやショーンの物語の中をたゆたうばかりである。当時、世界で一番希望が無いといわれたあの場所で、どう生きていくのだろう。ショーンの物語を読み続けたい。訳者後書きがまたアツい。「あい」訳に踏ん張っていただいたんだなあ。感謝と愛を!

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