エイドリアン・マッキンティ

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アイル・ビー・ゴーン ハヤカワ・ミステリ文庫

エイドリアン・マッキンティ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784151833038
ISBN 10 : 415183303X
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
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Content Description

元刑事のショーンに保安部が依頼したのは、IRAの大物テロリストにしてショーンの旧友であるダーモットの捜索だった。復職を条件に依頼を引受けたショーンは任務の途中で、ダーモットの元妻の母に取引を迫られる。4年前の娘の死の謎を解けば、彼の居場所を教えるというのだ。だがその現場は完全な“密室”だった…オーストラリア推理作家協会賞受賞作の本格ミステリ。大型警察小説シリーズ第三弾!

【著者紹介】
エイドリアン・マッキンティ : イギリス北アイルランドのキャリックファーガス生まれ。オックスフォード大学で哲学を学んだのち、様々な職業を経て、2000年ごろから小説執筆を始める。2003年に刊行したDead I Well May Beで長篇作家デビュー。同書で英国推理作家協会(CWA)賞スティール・ダガー賞にノミネートされる。2012年に刊行した『コールド・コールド・グラウンド』から始まる“ショーン・ダフィ”シリーズは世界的に高い評価を受け、第5作Rain Dogs(2016)でアメリカ探偵作家クラブ(MWA)賞最優秀ペイパーバック部門を受賞した。他にも米国ミステリ専門誌選出のバリー賞、オーストラリア推理作家協会最優秀長篇賞ネッド・ケリー賞をシリーズで複数回受賞している。イギリス“ガーディアン”紙は、デニス・ルヘインやジェイムズ・エルロイと肩を並べる現代ノワールの旗手と評している

武藤陽生 : 英米文学・ゲーム翻訳家。訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • W-G

    うん今のところシリーズ最高傑作。前々から予告されていた、密室殺人を扱っている。トリック自体は、本格ミステリの作家がやったらぶっ刺されるレベルのもの。この世界観に密室を持ち込んで、上手く融合させたことに意義があるのだろう。ショーンの語り口が、どんどんテンポ良く、比喩も冴えるようになってきており、史実との絡め方も、適度にスケール大きく楽しめる。前作がショボショボだっただけに、予想以上に良かった。次々作がまた密室物で、賞も受賞しているらしいが、それだけに次回作がまたイマイチなんじゃないかと今から不安。

  • ケイ

    旧友との対決を含め、最後の100ページがトーンダウンした。話を運びたい方向があって、それに合わせて色々なことを曖昧にしてはいないだろうか。特に最後の10ページ程は、興醒めで残念。解説などは必要あるのか? ここは飛ばし読みというか、読み飛ばした。最初の400ページまではとても面白かったのだ。だから、次の巻も出たら読む。

  • buchipanda3

    刑事ダフィ3作目。シリーズも回を重ね、だいぶ熟成してきた感じで安定の面白さ。街に漂う陰鬱な空気感の描写はやや薄まったけれど、エンタメとしての醍醐味が増していたと思う。そんな中、不意に来る悲劇はやはりやるせない。今回は密室というミステリの王道(著者が島田荘司氏のファンらしい)まで入っている。ダフィが探偵のように自由に動いて活躍させたいので著者はあんな辛辣な仕打ちをしたんじゃないのかといい意味で勘繰ってしまった。英雄というセリフが耳に残る。アイルランドの英雄、それは一体どういうのを指すのだろう。次作も期待。

  • のぶ

    ショーン・ダフィシリーズの第3弾だが、全2作に劣らず面白かった。本作は過去の作品とは体裁を変えて、警察小説に本格密室ミステリーを融合させた話だった。舞台は前作同様の80年代、サッチャー政権下の北アイルランド。警部補から巡査部長に降格したショーンのところにIRAのテロリスト、ダーモットを探してくれと依頼が来る。ダーモットはショーンの旧友。そこでダーモットの元妻の母から、娘の死の謎を解けば、彼の居場所を教えるという。そこで出てくる密室事件。ショーンはこの事件にどう挑むのか?多面的に楽しませてくれた一冊だった。

  • ずっきん

    大絶賛! 前作を凌駕することがシリーズ物前半の絶対条件だと思っているが、めっちゃ越えてきた!「占星術殺人事件」に刺激されたという密室トリックだけではない。舞台背景だった北アイルランド紛争の史実そのものに、ショーンがガッツリとでっかく絡んでくる。全編からたちのぼる田舎臭さ(←ほめてます)と、軽妙な会話(あい、がそのままで嬉しい♪)、骨太ロマンチストぶりもそのままに、幕引きのなんたる余韻。ああ、眩暈がする。もう、ショーンとこの世界観にぞっこんだ。本格物であり、歴史時代物であり、なおかつ警察小説という贅沢な一品

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