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プラスチック・ワ-ド 歴史を喪失したことばの蔓延

ウヴェ・ペルクゼン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784894345942
ISBN 10 : 4894345943
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2007
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

日常を侵食する便利で空虚なコトバ、「プラスチック・ワード」。メディアの言説や政治家の発言、そして日常会話にまで侵入しているこのコトバの不気味な蔓延をはじめて指摘した話題の書、待望の邦訳刊行。

【著者紹介】
ウヴェ・ペルクゼン : 1935年生。作家、元フライブルク大学教授(言語学・古典文学)。1988年ヘルマン・ヘッセ賞、90年ドイツ言語賞受賞

糟谷啓介 : 1955年生。一橋大学大学院言語社会研究科教授。一橋大学大学院社会学研究科博士課程退学。言語社会学・言語思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • seichan

    アイデンティティとかコミュニケーションとかシステムとかトレンドとか、「わかったようなわからんような」言葉が世界を席巻している、という指摘。それらはエキスパート(官僚や数学者や科学者)から発され、日常言語に侵食していき、社会が「実感のない言葉」に蝕まれていく。 日本語版に添えられた、著者と懇意な教授の指摘、「日本は明治維新で西洋概念を漢語まじりに訳した(社会、恋愛、国際的,etc,etc)……それらの単語もまたプラスチック・ワードじゃないの?」というのは考えさせられた。カタカナ語ばかりじゃないかも。

  • takao

    ふむ

  • 抹茶ケーキ

    科学言語から日常言語に輸入され、日常言語の豊饒性を侵食する「プラスチック・ワード」への批判。エキスパートたちはこのような言語を使用することによって自らの優越性を確保しようとしているという話も。科学言語と日常言語というものを実在化しているところが気になる。この二つは截然と区別できるものではなくて常に相互参照しあうものだと思うのだけど。あとエキスパートが意図的に不明確な言葉を使って国民を欺こうとしているみたいな話もあるけど、それはエキスパートの側の概念定義能力の不足が原因であって、意図的なものではないような。

  • ISBN vs ASIN vs OPAC

    「」

  • とも

    「発展」,「コミュニケーション」,「情報」など科学に源を持ちながら日常言語に入ってきた「プラスチック・ワード」。それらは自由にブロックのように組み合わされ,我々の言語活動を規定していく。原著が書かれたのはドイツ統一前だが,その現代性と先見性に感心する。最近の大学で行われている「改革」の中身は,プラスチック・ワードを適当に組み合わせたレゴ細工にすぎないと思った。日常言語に対する洞察を深めてくれる一冊。訳文も非常に質が高い。

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