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多文化時代の市民権 マイノリティの権利と自由主義

ウィル・キムリッカ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784771010628
ISBN 10 : 4771010625
Format
Books
Publisher
Release Date
December/1998
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
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Book Meter Reviews

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  • うえ

    「社会主義者は、文化的共同体の権利という観念に対して好意的であったと思われているかもしれない…しかしながら、実際には、社会主義者は伝統的にマイノリティの権利に反感を抱いてきた。その理由…小民族は発展が遅れたり停滞したりしており、それらが存在し続けることは「歴史の偉大な推進力に対して異議を申し立てることでしかない」のであった」「社会主義者の中には、脱集権化はエスニック集団や民族的マイノリティのニーズを満たすのに役立つであろう、と思っている者もいる。しかし、必ずしもそうなるとは限らないのである」

  • samandabadra

    土着の人々と移民とを分けて リベラリズム的にこう対処できるという論を展開した本 参考にしたいところ多くあり。 著者も書いているが、 土着の人々と自分の意思で来た移民というカテゴリーに 入らない人々、アメリカで言えば奴隷としてきた黒人に関する展開が弱い この後どう乗り越えていくのだろう?(あるいはいったのだろう)

  • いしはたたかし(いっしー)

    『多文化時代の市民権』(Multicultural Citizenship)というタイトルは非常に示唆的である。単一のアイデンティティは国家の統一を維持するためには必要だが、一方で多文化時代に生きる私たちは社会構成的文化の重要性を認め、民族的マイノリティの権利を保証しなければならない。キムリッカは、前者のみを強調する現代自由主義の傾向を批判し、後者の考え方を擁護する。彼の主張の正否はともかく、その問題提起は重要である。

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