ウィリアム・フート・ホワイト

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ストリ-ト・コ-ナ-・ソサエティ

ウィリアム・フート・ホワイト

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784641076259
ISBN 10 : 4641076251
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2000
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

著者の手により1993年に出された増補改訂第4版の完訳。都市エスノグラフィーの古典として揺るぎない評価を得、50年にわたって読みつがれてきた「本編」はもとより、大幅に増補改訂された「アペンディクス」は、社会調査・参与観察の方法論ノートとして、大いなる示唆に富む。社会学・都市人類学を学ぶ人びとすべての必読の書。

目次 : 第1部 小物たち―コーナー・ボーイズとカレッジ・ボーイズ(ドックとその子分たち/ チックとイタリア・コミュニティ・クラブ/ 社会構造と社会移動)/ 第2章 大物たち―ヤクザの顔役たちと政治家たち(ヤクザの活動の社会構造/ コーナーヴィルS&Aクラブにおけるヤクザの顔役/ 政治と社会構造)/ 第3部 結び/ アペンディクス(『ストリート・コーナー・ソサエティ』のその後の展開過程/ ホワイトが一匹の負け犬に与えた衝撃力/ 参考文献一覧)

【著者紹介】
有里典三 : 1955年生まれ。同志社大学文学部社会学科卒業。創価大学大学院文学研究科博士後期課程修了。創価大学通信教育部助教授。都市社会学、計量社会学専攻。著書『都市と情報』(共著)ぎょうせい、1988(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ひつまぶし

    初めてちゃんと読んだ。といっても、事実の記述が長々と続くところは飛ばし読みして、大まかな全体の構成を把握するにとどめた。というか、とてもではないけど、全文を読んではいられない。事例や分析は面白いのだが、研究の枠組みや調査概要が曖昧なままに小集団とそのリーダーを軸とした記述が延々と続くので、読むだけで疲れる。後に増補されたという付録も面白いのだが、こういうことは本論に組み込むべきことで、ないものねだりと分かった上でなお、言いわけを読まされているような気になる。やはりエスノグラフィーはそれだけ困難だったのだ。

  • ★★★★★

    1940年代ボストンのイタリア人スラムにおける参与観察の記録にして、都市社会学の古典です。通りにたむろするグループの一員として自ら活動した著者の観察をもとに、街角の勢力の盛衰や人間関係が躍動的なエピソードを通して描き出されてゆきます。これは文句なしに面白かった! れっきとした研究書なのに、まるで『アメリカン・グラフィティ』。あるいは、『ハマータウンの野郎ども』の面白い所だけ取り出した感じ。ところどころ不自然な翻訳や後半部の資料不足も、まるで気にならないほどの魅力を持った作品でした。

  • カーリー

    本書は50年以上前のボストンの労働者階級の若者の生活行動をルポルタージュしたものですが、現代日本の一部の若者層と似通った部分も多く、今でも十分興味深く読める内容だと思います。

  • kumataro33

    ボストンのイタリア移民コミュニティにおける街角のギャングへの参与観察をもとに描かれたエスノグラフィ。学術書としてではなく、ルポや物語としても楽しみながら読むことができる。「ギャング団」という一見無秩序な暴れん坊の世界の社会秩序を明らかにされ、マジョリティの側の支配的価値観にたいする問いが突きつけられており、時代は異なるものの、一人の読者として自らが胡坐をかく「自明性」を揺さぶられた。インフォーマントにたいする批判的記述(今ではさすがにNG)は研究倫理が未発展だった時代性によるものなのだろう。

  • ありー

    社会学の古典とやらですけど、どなたでも楽しめますよ。読んだ感想としてまず思ったのは、チック・モレリこんなこと書かれて本にされて不憫すぎる・・・。よく笑って許せたな!器がでかい。調査倫理なんやらで現代で同じことするのは難しそうですね。

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