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Rct大全 ランダム化比較試験は世界をどう変えたのか

アンドリュー・リー

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784622089339
ISBN 10 : 4622089335
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

被験者を2つのグループにランダムに割り当て、介入の効果を測定するランダム化比較試験(RCT)。この決定的手法は、これらの疑問にどう答えてきたのか?壊血病の昔から、最先端のウェブビジネスまで、医療、教育、経済、産業といったあらゆる分野でエビデンス革命を起しつつあるRCTを網羅的に紹介。巻末には「実施の10の掟」を収載する。

目次 : 壊血病、刑務所見学、そして、もしも電車に乗り遅れたら/ 瀉血からプラセボ手術へ/ 不利益の解消にはコインを投げて/ ランダム化のパイオニアたち/ 教え方を学ぶ/ 犯罪を制御する/ 貧しい国での貴重な実験/ 農場と企業とフェイスブック/ 政治と慈善活動の仮説を検証する/ あなたも実験台/ 質の良いフィードバックループを作る/ 次の変化を導く

【著者紹介】
アンドリュー・リー : オーストラリアの影の内閣の財務補佐大臣(チャリティ担当)で連邦議員(オーストラリア首都特別地域フェナー選挙区選出)。オーストラリア社会科学アカデミーのフェロー。シドニー大学を卒業後、ハーバード大学で公共政策のPhDを取得。オーストラリア経済学会が40歳以下の優れた経済学者に授与する「ヤング・エコノミスト・アワード」を受賞。2010年に連邦議員に選ばれるまで、オーストラリア国立大学の経済学教授を務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ステビア

    サクッと読める。色んな例が出てきて楽しい

  • Porco

    「普通に考えて正しい」と思うことが、確かめてみるとそうでないことが、とりわけ社会的な施策には多くあるのですね。

  • mft

    RCT(ランダム化比較試験)の実施例とその結果の紹介が次々並ぶ。わりと政策決定の話が多い印象。最近の流行である○○大全というタイトルの一冊だけど、理論の話があるわけでなし、名前負けである

  • oshow

    RCT(ランダム化比較実験)の事例集と言ってよい本。医療に始まり、社会福祉、教育、犯罪対策、途上国支援、企業活動、政治運動、と多岐に渡る膨大な事例とその結果を読むことができる。直感に反する例も多く、面白い/対照群(施策を行わない群)に取り返しの付かない悪影響が出ないように倫理的な視点も大事/物事の決定にエビデンスが重要、とは言うもののエビデンスの用意の仕方、というとそこまで共通認識があるわけではない気がする。RCTはエビデンスを用意する手法の中の金メダリストであると言う。もっと着目されていい話だと思った。

  • 土橋俊寛

    「エビデンスに基づく」というフレーズが流行り言葉になって久しい。政策や意思決定の効果を数量的に検証して得られた結果が「エビデンス」だが、数量的な検証と言ってもさまざまだ。本書のタイトルにもある「RCT」はランダム化比較試験の略で、良質なエビデンスを得るためにはRCTが欠かせないというのが著者の立場だ。医療の分野にルーツをもつRCTだが、これを活用できる領域は広い。医療・教育・経済についての政策や、ビジネスにおける意思決定を評価することもできる。

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