アンドリュー・ソロモン

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「ちがい」がある子とその親の物語I ろう、低身長症、ダウン症の場合

アンドリュー・ソロモン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784903212715
ISBN 10 : 4903212718
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

10年をかけ、300組超の親子を取材。数多の賞に輝き世界23ヵ国で刊行されたベストセラーノンフィクション。親子とは?愛情とは?人間性とは?をめぐる、かけがえのない記録。

目次 : 1章 息子/ 2章 ろう(聴覚障がい)/ 3章 低身長症/ 4章 ダウン症

【著者紹介】
アンドリュー・ソロモン : 政治、文化、心理学分野の研究、著述家。1981年にホレス・マン・スクール卒業。1985年にイェール大学英文学士号取得、最優秀で卒業後、ケンブリッジ大学ジーザス・カレッジで英文学修士号取得。同大学の英文学で学年最高成績を収め執筆賞を獲得したのは、外国人初の快挙だった。1988年からロシアの芸術家を研究し、『The Ivory Tower』に結実。1993年、国家安全保障会議ロシア外交部門顧問に。2001年『真昼の悪魔』で全米図書賞受賞。ピューリッツァー賞の最終候補、 ロンドン・タイムズ紙「過去10年のベスト100冊」にも選出。2008年、メンタルヘルスでの貢献に対して人道賞を、2010年には脳・行動研究財団から生産的生活賞を受賞。特異な子とその親を研究した『「ちがい」がある子とその親の物語』も高く評価され、2012年全米批評家協会賞(一般ノンフィクション部門)、ルーカス図書賞、アニスフィールド・ウルフ図書賞など多数受賞した。ニューヨーカー、ニューズウィーク、ガーディアン各紙に寄稿し、コーネル大学精神医学講師、イェール大学精神医学部のLGBT担当特別顧問も務める

依田卓巳 : 翻訳家

戸田早紀 : 翻訳家

高橋佳奈子 : 翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ぽてち

    10年で300組以上の親子にインタビューしまとめた労作。全3巻の構成で、本書ではろう、低身長症、ダウン症の親子を取り上げる。冒頭で著者自身が失読症(過去)で、ゲイであることを表明している。そのためマイノリティーへの理解が深く、本来ならあって然るべき否定的な意見はほとんど見当たらなかった。でもバイアスがかかっているのは当然かもしれない。彼らはすでに差別を受けているからだ。「無限の多様性があるこの世界で唯一“ふつう”なのは、“ふつうでないこと”なのだ。」この一文にすべてが集約されていると思った。

  • くさてる

    さまざまな「ちがい」がある子とその親を取り上げたノンフィクション。申し訳ないことながら、最初は興味本位、泣ける話なのかなくらいの軽い気持ちで手に取ったのだけど、著者がこの本の成り立ちを語った第1章でそんな気持ちは吹き飛んだ。「ちがい」とは何か、「普通」であることとは何か、その「ちがい」は消え去るべきものなのか、というところまで踏み込んだ内容に深く感じ入った。続く本文も、お涙頂戴でも奇麗ごとでも、でも苦しいだけでもないリアルな家族たちの姿が分かるインタビューでとても興味深かった。お勧めです。

  • black_black

    様々な障害や特性をもった子とその親を追った実録書。当事者たちの生き辛さ、親として当初抱いていた理想と現実の葛藤、社会から奇異の目で見られることや疎外された存在としての苦しみやそのような社会に対しての抵抗とそれぞれの居場所の獲得など、現在十分とはいえないまでも世の中にある程度は違いのある人たちへの理解が広まってきているのは、先人たちの文字通りの「戦い」があったことが良く理解できた。当事者の親としての感情は第3章にあったある父親の「もっと幸せで生きやすい人生を与えてやりたい」の一言に尽きるように思う。

  • 原玉幸子

    「差別はいけない」とのポリティカル・コレクトネスや倫理道徳だけでは、私の「○○よりましだ」との優劣比較や「□□でなくて良かった」との忌避感情を克服することは出来ていなかったし、本書を読んだ今でも出来ていませんが、表題の人々の生活や感情や社会環境や歴史に触れることで、少しでも宥恕されればと思います。実は第一部の本書だけでいいのではと思ったのですが、そこにある現実を知ろうとした以上は、全巻読破すべきと思い直し、次巻に進むことにしました。米国の医療体制の現実と社会感情を読むことも出来ます。(◎2023年・春)

  • 清水勇

    ちがいがある子:ろう(聴覚障害)、低身長症、ダウン症他の障害を持って生まれてきた子とその親、300以上の家族に対して行ったインタビューの記録。インタビューして本に纏めた著者自身、子供の頃は失読症で長じてはゲイとして親の期待に応えられないことに苦しんだ過去があるからこそ、各家族に対して「憐み」でも「称賛」でもなくありのままの現実を伝えている。著者は医療の進歩(出生前診断、幼児期の対処手術)が家族の悩みを複雑にする実態を我々に突きつける。非常に重い本だが子供の障害を逃げないで受容する母親の強さに圧倒された。

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