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ISBN 10 : 4879844098
Content Description
複数形の“人生lives”を生きる。戦争、故郷喪失、愛する人との別れ…。「それ」以前と以後で決定的に分かれた“人生lives”の、そのどちらをも受けとめながら、作家は言葉をつむぐ。ユーゴ内戦で故国を失い、英語で書くことを選んだ作家が「私の人生My Lives」をつづったエッセイ集。
目次 : 他者の人生/ サウンド・アンド・ヴィジョン/ 家族の食卓/ カウダース事件/ 戦時の生活/ 魔の山/ あり得ざることあるならばあれ/ 犬の人生/ 私の人生の本/ フラヌールの生活/ 私がなぜシカゴから出ていこうとしないのか、その理由―網羅的ではない、ランダムなリスト/ 神が存在するのなら、堅忍不抜のミッドフィールダーにちがいない/ グランドマスターの人生/ 犬小屋生活/ アクアリウム
【著者紹介】
アレクサンダル・ヘモン : 1964‐。旧ユーゴスラヴィアの構成国のひとつ、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ社会主義共和国の首都サラエヴォで生まれる。大学卒業後、ラジオや雑誌の仕事を経験したのち、1992年、アメリカ合衆国の文化交流プログラムで渡米。滞在中にサラエヴォがセルビア人勢力によって包囲されて帰国できなくなり、そのままアメリカに留まる。第二言語の英語での執筆をはじめ、2002年に発表した初の長編小説『ノーホエア・マン』(邦訳は岩本正恵訳、白水社刊)で高い評価を得た。現在はプリンストン大学でクリエイティブ・ライティングを教えながら、小説、エッセイ、映画やドラマ・シリーズの脚本など他ジャンルにわたって精力的な執筆活動を続けている。2021年12月公開予定の映画『マトリックス4』(仮題)では脚本の共同執筆をつとめる
秋草俊一郎 : 東京大学大学院人文社会系研究科修了。博士(文学)。現在、日本大学大学院総合社会情報研究科准教授。専門は比較文学、翻訳研究など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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