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生物摸倣 自然界に学ぶイノベーションの現場から

アミーナ・カーン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784861826917
ISBN 10 : 4861826918
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

バイオミミクリー(生物模倣技術)とは?類語にバイオミメティクス、バイオインスピレーションなど。生物が進化のなかで獲得した優れた機能や構造を模倣したり、そこから着想を得たりして、新たな技術開発に生かす研究領域。「生物模倣技術」の研究者たちによる驚きのアイデアから、実現への苦闘、未来のビジョンに至るまで、最前線で徹底取材!

目次 : 第1部 材料科学(心の眼を騙す―兵士とファッションデザイナーがコウイカから学べること/ 軟らかいけど丈夫―ナマコとイカをまねるインプラント)/ 第2部 運動の仕組み(脚の再発明―動物が次世代宇宙探査機や救助ロボットのヒントになる/ 飛んだり泳いだり―動物は流れとどうつきあうか)/ 第3部 システムの基礎構造(シロアリのように構築する―この動物は建築(などのこと)について何を教えてくれるか/ 群れに宿る知―アリの集団的知性は私たちが築くネットワークをどう変えるか)/ 第4部 持続可能性(人工の葉―この世界を動かすクリーンな燃料探し/ 生態系としての都市―さらに持続可能な社会にする)

【著者紹介】
アミーナ・カーン : アメリカ合衆国『ロサンゼルス・タイムズ』紙のサイエンスライター。NASA火星探査計画やダークマター(宇宙暗黒物質)の探索から、生物模倣技術まで幅広い分野をカバーしている

松浦俊輔 : 翻訳家。名古屋学芸大学非常勤講師。おもな訳書に、L・フィッシャー『群れはなぜ同じ方向を目指すのか?―群知能と意思決定の科学』(白揚社)ほか多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • mae.dat

    現時点において既にある、どの様な製品やサービスなどが、生物からの着想を得て開発されたのか?と言う期待を込めて読み始めた事。これは間違いでした。そうではなく、研究途上の物事が主に収められていました。途中までそれに気づかず、章末の結論に「?」が。でもそれに気づいてからは、研究者の右往左往も面白い。アリさんの情報の拡散が限定的である項は、特に関心を引きました。インターネットの拡散力、保存力は実感する所ですが、ある種それ故に問題と感じます。アリさんネットワークを研究する先に、上手い帳尻ができる日が来るのかな?

  • zoe

    納得の一文。「生分解性プラスティックを作るのには意味がない。何故なら、捨てられるのが前提だから。」確かに...。子供のようにあまりにもストレートで残酷な発言。やる気無くすなぁ。以下、メモ。コウイカの変身ぶり。柔らかいから硬いまで。

  • 人生ゴルディアス

    自然界にヒントを得て……みたいなデザインはたまに耳にする。特に建築系に多くて、街づくりがどうのとかもあって正直意識高い系アホども向け宣伝文句としか思えてなかったんですが、その点は本書末尾できちんと基礎科学の人たちからの懸念として書かれている。そして本書はそういう似非じゃなくて、物理特性から積み上げて生物が実現している現状の工業製品では実現しえないものに挑む人たちの話が載っている。驚くのは、未だによくわかってないことがものすごく多いってこと。研究者の人たちには頭が下がります。長いけど読みやすい。良書。

  • qoop

    動植物の生態からヒントを得、迷彩、ロボット、建築、エネルギー問題などに新たな視座を招き入れようとする試みを追ったサイエンスルポ。科学者の斬新な発想がどう生まれ、育まれて行くのかという、技術革新に至る前段階/試行錯誤の経過を見せてくれる良書。〈イノベーションの現場〉という副題が内容を云い表していて良い。自然に学ぶことを目的とするあり方と、結果として自然を志向するあり方とが混交しながら進んでいるような多様性が感じられるのがなんだか興味深かった。

  • Kentaro

    ダイジェスト版からの要約 建築家は頭の中で問題を解いて、その答えに材料を合わせるが、シロアリの塚づくりは逆に環境の状態を打開しながら展開する。未来の家については、シロアリの環境適応的な建設過程を動かしているアルゴリズムを利用すれば、人間の家や必要のために修正すれば、同じ建設アルゴリズムが使えて、それを3種類の環境―暖かい低地、寒い山地、海―に適用すると、3種類の建物ができる。しかし、建設は建物が立っているかぎり、気候や住人の必要が変化するのに合わせて継続する。何と言っても、シロアリの塚は常に変化している。

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