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とおいところ まど・みちお画集

まどみちお

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784104641017
ISBN 10 : 4104641014
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2003
Japan

Content Description

詩人まど・みちおが人知れず描き続けた「絵」を初めて紹介する待望の詩画集。

この世に一つきりの、自分の世界を描きたい……「ぞうさん」でおなじみの詩人が、50歳を過ぎた頃から、こつこつと描き続けていた抽象画――それは言葉を越えた、もうひとつの詩の世界である。これまでほとんど見られなかった、その画業の全貌を初めて紹介。解説・谷川俊太郎、江國香織、河合隼雄ほか。

【著者紹介】
まどみちお : 1909年11月16日、山口県徳山市に生まれる。本名は石田道雄。台北工業学校土木科に入学。1934年に、まど・みちおのペンネームで雑誌「コドモノクニ」に投稿した童謡が北原白秋に選ばれて特選となる。1937年、同人誌「昆虫列車」を創刊。1936年、童謡「ふたあつ」が知らぬ間に作曲、レコード化されて、日本国内で大ヒットする。1948年より婦人画報社を経て国民図書刊行会(現チャイルド本社)に勤務。「チャイルドブック」等の編集に携わる。1951年、童謡「ぞうさん」を書き、翌年、団伊玖磨の曲でラジオ放送される。1959年に退社し、詩・童謡の創作に専念。1968年に初めて出版した詩集『てんぷらぴりぴり』が野間児童文芸賞を受賞。1992年刊行の『まど・みちお全詩集』で、芸術選奨文部大臣賞、産経児童出版文化賞大賞、路傍の石文学賞特別賞を受賞。同年に皇后・美智子選訳の『THE ANIMALS』を日米同時出版。1994年に日本人初の国際アンデルセン賞作家賞、続いて1998年度の朝日賞を受賞。2001年刊行の詩集『うめぼしリモコン』で丸山豊記念現代詩賞。2003年に日本芸術院賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ぶんこ

    まどさんが詩だけではなく、絵も描かれると知って図書館で借りてきました。 「絵には名前をつけたくない」として、具象画ではなく抽象画で描かれる。 抽象画を観る目が無く、苦手なので、この画集の感想に戸惑いました。 いいなぁと思ったのが「クジャク」の詩と絵で、この絵は抽象画ではあるのですが、具象画に近い物があって、私にも理解できたのです。 丸いドームの屋根を逆さにしたようなクジャクから、高く噴水が湧いていて美しい。 巻末の解説のメンバーが豪華でした。

  • モリー

    詩人、まど・みちおさん初の画集。詩と抽象画を同時に楽しめます。詩や抽象画が生み出される秘密に迫れたような気がします。「 人間の文化は言葉の基礎の上にうち建てられているし、私たちの生活は、あらゆる事物に名前をつけることで成り立っている。何かを見るということはその物事の本質には関係のない名前という符牒を読まされることで、それによって生活上の便宜から定められた意味だけを知らされることになっている。」(本人の言葉を引用) 言葉というレッテルを貼られる以前の世界を自由に描けば抽象画が、言葉にすれば詩が 生まれる?

  • anne@灯れ松明の火

    ブロ友さんご紹介。隣市分館で。詩人のまどさんは絵も描いておられた。それも抽象画! 「何にもこだわらず自由に描きたい」という想いからだという。巻末の6人の文章の中で、長新太さんのが印象的。「まどさんというと、良寛さんが浮かぶ」「まどさんの目は恐るべきものだ。まどさんの万有引力によって、万物は生命を宿す」うん、納得。最後のまどさんの言葉がいい。「そこ(絵)には作者の「願い」のようなものがあるのではないかと思います。「祈り」のようなものと言った方がいいのかもしれません。意識的には無心なのですけれど……」

  • アオイトリ

    河合隼雄おすすめ)湯船に浸かりながら、のんびり鑑賞。至福のひとときです。やさしい詩で知られたまどさんが抽象画好きとは知りませんでした。江國香織の言葉を借りれば「あかるさびしい」。そこが好き。絵を見る時くらいは自分の視覚を自由にさせておいてやりたいー詩人でありながら言葉になる前の世界こそ大切に感じていたまどさん。矛盾しているようだけど、その詩はなんて美しいんだろう。 そらの/しずく?/うたの/つぼみ?/目でなら/さわっても いい? 

  • suzume

    「目でなら さわっても いい?」と、触れるように世界を見ていた詩人が描いた絵を集めた画集。まどさんが亡くなられたので、いそいそと本棚から出してきて眺めた。にじり寄るように描かれた痕跡の絵画だな、と感じる作品がいくつかあるので、実物を見に一度山口県の美術館に行ってみたい。

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