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虎のたましい人魚の涙 講談社文庫

くどうれいん

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065354223
ISBN 10 : 4065354226
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2024
Japan

Content Description

全国の書店員から熱烈な支持!
『わたしを空腹にしないほうがいい』『うたうおばけ』の著者による、名エッセイ集。


時が過ぎ、変わっていくもの、変わらないもの。
さりげない日常の場面や心情を切り取る言葉が、読む人の心に響く23編。

「いまのわたしが、いまのわたしで、いまを書く。いまはこれから。」(本書より)

【文庫版あとがき収録】

【著者紹介】
くどうれいん : 作家。1994年生まれ。現在、文芸誌「群像」(講談社)にてエッセイ「日日是目分量」ほか連載多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • mukimi

    良いんだよなあくどうれいんさんの言葉。筆者のことはSNSで知ったけれど、SNSで映えるような身近な柔らかな輝きをたたえた切れの良い今時の言葉達。「何になりたいのか分からず、それなのにひたすら「負けてたまるか」と思っていた」花を買って「通りすがりの投げキッスのように祝おう」「日々を祝福するために私は働いている」とか、そこだけ切り抜いてキャッチコピーになりそうな文が贅沢に並んでいる。若者の勢いと思慮深さが心地よく同居する。何気ない毎日を美しい文章にできる人は幸福だ。私も拙くても日々を書き残したいと思ったり。

  • ぼっちゃん

    『うたうおばけ』が面白かったのでこちらも読んでみた。大学生になり一人暮らしの寂しさをキートン山田風ナレーションで自分を慰める『竹馬とキートン山田』、琥珀のお店の店員さんとの説明、対応が素晴らしく琥珀のピアスを衝動買いする『虎のたましい人魚の涙』が良かったです。

  • ぽて

    すてきでかっこよくて親しみやすくて、心の中でれいんちゃんって呼ばせていただいてる☺︎ ちょっと心が荒んでいるとき、ご機嫌で帰宅しさらに良い日にしたいとき、自分の考えを言葉にしたいのにうまくまとまらず心が整わないとき、れいんちゃんの言葉が効く

  • 朗読者

    会社員兼作家から専業の作家として独立するまで期間に書いたエッセイ。ちょっと愚痴っぽい話、ちょっと切ない話、ちょっと怒っている話が多く、ネガティブな気持ちで書いているものが多かった。数学の先生がクラスを掌握することができず退職してしまった話がさらっと書かれていたのが、とても切なかった。

  • ひろ

    会社員としての生活と、執筆活動を並行していた頃のエッセイ集。毎月1つエッセイを書くことで自分を保っていた、という旨があとがきに綴られている。確かにエピソードそのものからも、端々の心情からも、多忙さが伝わってくる。物事に対してどうしても斜に構えてしまうところに、勝手ながら共感させていただいてる。言葉の選び方、文章の運び方も好き。受賞候補作に選ばれるも受賞に至らず、それまでの努力が「残念だったね」に集約されてしまうつらさ。確かに自分も自然と言ってしまいそう。この感性に触れるため今後も読んでいきたい。

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