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湯気を食べる

くどうれいん

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784865937039
ISBN 10 : 486593703X
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2025
Japan

Content Description

作家・くどうれいんによる「食べること」にまつわるエッセイ集。雑誌『オレンジページ』の人気連載と河北新報で東北エッセイ連載に書き下ろしを多数加えた、心にひびく48編。

目次 : 第一章 湯気を食べる(湯気を食べる/ ディル?/ それはまかない ほか)/ 第二章 風を飲む(萩の月/ ほや/ 菊のおひたしと天ぷら ほか)/ 第三章 自炊は調律(自炊は調律/ たまご丼/ パン蒸し ほか)

【著者紹介】
くどうれいん : 作家。1994年生まれ。岩手県盛岡市出身。中編小説『氷柱の声』で第165回芥川賞候補に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • いつでも母さん

    「自炊は自分の調律」とキッパリ言い切るれいんさん。自炊について深く考えたことはなくここまで来ちゃった私。だけど、れいんさんの言ってることは分る。わかるのよ〜!「食べもののことを考えてる時間がたのしくて仕方ない」そうそう(笑)でもね、義務で作らなきゃならないと考えると憂鬱な時もあったわよ私。「料理は愛だけど、料理だけが愛ではない」ハイ、夫に聞かせたい!色々楽しく一気読み。一番笑ったのは「木の実売り場はどこですか」でね、れいんさん、私もほやが大好きだ!!

  • シナモン

    くどうれいんさん、最近よく目にするので読んでみた。「できたて」にこだわらず献立も日々淡々とくり返し同じもので大丈夫な私には眩しすぎた。自分、歳とったんだな、と実感。エッセイも若い人のは合わなくなってきて寂しい。

  • 彼岸花

    くどうさんの充実した食エッセイ。食欲だけでなく、元気も分けてもらえた。仕事をしながら、作るのも食べるのも大好きな様子が伝わり、思わず笑みがこぼれそう。心のこもった料理が食卓に並んでいるのが目に浮かぶ。写真付きで見たいほどだ。ニュースで話題になったが、彼女は一度もお米を買ったことがないという。食生活はひとを豊かにする。空腹だと怒りっぽくなったり、イライラしてしまう。いつも満たされていて、幸福な気持ちで書かれた本なのだろう。特に面白かったのは高校時代のシェーキーズの話。十七歳だから十七切れ、天晴な記録である。

  • tulip

    最近、いいなあ、と思っているくどうれいんさんの食にまつわるエッセイ。題名も良いし、装丁も良い。東北の魅力的な食材への愛や、食へのこだわりが彼女の人生そのままなのだろう。文章からは、ほんわかした雰囲気が伝わるのだけれどそれだけでは無く、しっかり芯のある方だと感じる。「わたしの自炊は、趣味ではない。調律だ。」の言葉が響く。私もジューススタンドのフレッシュジュースが好きだし、一人の時のお昼にはごま油でじゅわっと焼いた玉子をご飯にのせて食べるのが好きなので、味覚が合うなあ、と勝手に親近感を覚えながら読んだ。

  • りぃぃ

    食べることに関するエッセイ。表現が分かりやすくて読みながら頭に浮かんで幸せな気分に。ご主人の反応が分かりやすくて、かわいくていいな!!

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