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氷柱の声

くどうれいん

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065241288
ISBN 10 : 4065241286
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2021
Japan

Content Description

東日本大震災が起きたとき、伊智花は盛岡の高校生だった。それからの10年の時間をたどり、人びとの経験や思いを語る声を紡いでいく、著者初めての小説。第165回芥川賞候補作。

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro

    第165回芥川龍之介賞受賞作&候補作第二弾(2/5)は、候補作一つ目です。くどう れいん、初読です。東日本大震災⇒新型コロナウィルス青春譚、テーマの割には爽やかな印象です。インパクトが足りないので、受賞には至らなかったのではないでしょうか? https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000353698

  • いつでも母さん

    読み友さんお薦めの一冊。参った・・圧倒的な本音の前に私が何を書いても言っても軽くてウソくさいのだ。当事者の思いは人の数だけ色々あるのだ。レビューなど出来ない。ただ、私はあの日を忘れない。

  • おしゃべりメガネ

    インスタで見かけた作品で気になり、手にとりましたがボリュームの薄さとは裏腹に中身はしっかりと厚みのある話でした。東日本大震災を扱った作品で、作者さんも岩手県盛岡市出身かつ在住なので、よりいっそう震災の重みが伝わります。かといって、全体的にはシリアス感はなく、読んでいて前向きになれる作品なんだろうなと。やはり震災関連の作品は、申し訳ないのですが当事者にしかわからない、伝わらないモノがあるんだと思っています。それらを差し引いてもぜひ手にとってもらいたい、ステキな作品でした。芥川賞候補作品とは思えなかったです。

  • みっちゃん

    どんなに辛かっただろう、悲しかっただろう、何が自分にできるんだろう、と思っても精々募金したり、物産展の品物を買うくらいしかできない私がそんな風に思うことすら、偉そうでおこがましい、わかったふりだけしてるような自分を申し訳ない、とすら感じる。ましてや「寄り添いたい」とか「絆」とか、そんな文言をテレビで見かけるだけで目を伏せてしまう。作中の青年の「○○を忘れない」で埋め尽くされたブログは読み通すのが苦しくて堪らなかった。でも作者のあとがきには、何だか救われたようにも感じる事が出来て。この本、読めて良かった。

  • けんとまん1007

    出来事。それの受け取り方は、人それぞれ。だけでなく、時間と共に変わりうる。自分自身、どこかで(無意識のうちに)、そうなんだと思い込みたくなるのかもしれない。ふとしたきっかけで、それが表に出てくる・・そして、気づく。時には、敢えて、そうしていることもあるのだろう。当事者という言葉があるが、これも、聞きようによっては、解釈が大きくぶれる言葉だし、便利に使われる言葉だ。そんなことを思う1冊。

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