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水歌通信

くどうれいん

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784865283945
ISBN 10 : 4865283943
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ふたりの歌人が短歌と散文でつむぐみずみずしい歌物語。

【著者紹介】
くどうれいん : 歌人・作家。1994年生まれ。岩手県盛岡市出身。俳句短歌は工藤玲音名義で活動

東直子 : 歌人・作家。1996年歌壇賞受賞。2016年「いとの森の家」で第31回坪田譲治文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • buchipanda3

    ふたりの歌人が日常に見た心を綴った歌物語。ゴロンとしながらゆっくりと味わった。短歌と散文が一対で歌われ、そこにさりげなくイラストが挿まれるリズムが良いなあと。時々順番が変わって変調になったり。ふたりの一方は前に進めない揺れる心、もう一方は目の前の生活の細部に穏やかに触れる心。それは水のように流れる気持ち、水のようなリズムで歌い上げる。本は水の言葉に溢れている。水たまり、雫、雨、水滴、噴水、れいん。「わたしの悩みはわたしだけの特別な形をしているはずなのに」、それはやがてくらげのように分離していくのだろうか。

  • どんぐり

    30代に近い女性歌人二人による短歌と対の散文。黒字になっているのが〈くどうれいん〉で、青字になっているのが〈東直子〉の作品。「愛ならばひかりより言葉がはやくその言葉よりはやいてのひら」「土が乾いてゆくまで話す紅葉のころにあなたがいたなら」と、みずみずしい歌が1つ、2つと重なっていく。短歌に情景を添える散文が心地よい。こういう構成もいい。

  • Ikutan

    黒字で書かれたくどうれいんさんの短歌と散文、青字で書かれた東直子さんの短歌と散文、そしてその2色で描かれた植松しんこさんのイラスト。洗練されたデザインと言葉が心を浄化してくれる素敵な一冊。若いくどうさんの言葉は、真っ直ぐで瑞々しい感性が溢れていて、日々の小さな気付きを掬いとった東さんの言葉は、絶妙で味わい深い。おふたりが淡いやり取りで交信された短歌に散文が添えられることで、内容がより身近に感じられて新鮮だった。表紙は東さん。″分離するくらげのように考えがとぎれとぎれてハクタカになる″。

  • tenori

    くどうれいんさんと東直子さん、ほぼ同年代のふたりの歌人が織りなす短歌と散文による新感覚の物語。交互に交信される短歌と、それを補足解説する形で添えられている散文が繋がるでもなく離れるでもなく呼応する様は、現実と夢とのあわいのよう。おそらく、自分自身の存在を別人格で表現しているのだと思いますが、そのふわふわした雰囲気が心地よく、おふたりの人となりが感じられるでしょう。自由律短歌なので音楽のように好きなリズム感で繰り返し楽しみたい。それにしても言葉の引き出しの多さと組合せの妙に関心させられます。

  • あや

    くどうれいんさんと東直子さんの短歌と散文の交錯した素敵な一冊。くどうれいんさんの物語の組み立て方、東直子さんのお言葉の選び方、瞬間の捉え方が好きです。東直子さんはとくに20代の時から大好きな歌人さん。また新しい作品が読めて嬉しい。ある短歌賞で東直子さんに審査員奨励賞を頂いたことがある。大賞の方が賞金が良かったけれど東さんに自分の短歌を認めて頂けたことがとても嬉しかった思い出。  以下東さんの歌。 イギリス人なら気にしない雨だけど 光がにじむ道を歩いた/隙間から抜き出す白いテーブルに安らかさんと名前をつける

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