基本情報
内容詳細
日本政府が主導する「明治百五十年」で騒がしく、いよいよ戦前回帰が本格的に開始されている現在こそ、近代女性文学のなかでも、とくに近代の闇=家父長制を裂くような女性たちの不穏な闘いに挑んだ表象や表現者をフェミニズム/ジェンダーの視点から追跡することによって、殖産興業・富国強兵・アジア植民地化に邁進した近代日本を根底的に問い直す!
目次 : 第1部 近代家父長制への抗い(樋口一葉論/ 田村俊子論)/ 第2部 社会変革への挑戦(伊藤野枝論/ 宮本百合子論/ 平林たい子論)/ 第3部 戦争の時代と、終わりの惨劇(尾崎翠論/ 佐多稲子論/ 佐多稲子・真杉静枝論/ 大田洋子論)/ 第4部 老いの創造力(円地文子論)
【著者紹介】
長谷川啓 : 1941年、札幌市生まれ。法政大学大学院人文科学研究科修士課程修了、姫路独協大学助教授、城西短期大学教授を歴任。近現代女性文学を研究。日本社会文学会、日本近代文学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
(「BOOK」データベースより)
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