着眼と考え方 現代文解釈の基礎 ちくま学芸文庫

遠藤嘉基

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480510730
ISBN 10 : 4480510737
フォーマット
出版社
発行年月
2021年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
480p;15

内容詳細

半世紀近くにわたって読み継がれた、至高の現代文教本がここによみがえる!「文章を読む」とは、書かれた言葉の何を拾い上げ、それらをどう関係づけることなのか―。数々の小説や評論を題材に、重要な箇所をどのように見分けるかを、実演を織り交ぜながら徹底的に解説する。本書は、「文学的な文章」「論理的な文章」の2パートに分かれ、高校教科書の定番教材も多数収録。読者は、目の前にある文章について、内容や表現だけでなく、その表現を選んだ書き手の感性や想像力までも、つかめるようになるだろう。

目次 : 文学的な文章(解釈の基本/ 登場人物について/ 構成・表現について/ 作者について/ “付”近代・現代の詩について)/ 論理的な文章(解釈の基本/ 論の重点について/ 論の構成について/ 論者について)/ 練習問題“考え方”・解答

【著者紹介】
遠藤嘉基 : 1905‐92年。鳥取県生まれ。京都帝国大学文学部卒業。京都大学名誉教授。国語学・国文学専攻。訓点語研究を中心に国語史研究を行った

渡辺実 : 1926‐2019年。京都府生まれ。京都帝国大学文学部卒業。京都大学名誉教授。国語学・国文学専攻。言語表現の立体構造に着目し、国語学と国文学の境界を超える研究を目指した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • KAZOO さん

    私はこのような参考書ではなく、高田先生の新釈現代文とZ会の通信添削で受験勉強を行っていました。この本を通読してみるとZ会の問題に似ている気がしました。素の点からすると実践例題27と練習問題の36をやれば十分であると感じました。いい本でした。

  • TakaUP48 さん

    「解釈上のポイント」が箇条書きで書かれていて、分かりやすい。<付>近代・現代の詩について『詩の読み方』では、一語一語が持つイメージに注意、語と語との組合わせが作るリズムを確認。連と連との関係、詩全体の流れから詩の本質をつかめ。例題に宮澤賢治の「永訣の朝」が出てきた。「もうきょうおまえはわかれてしまう」の行に、とし子の言葉(Ora Orade Shitori egumo)が…。アレ!若竹千佐子氏の小説「おらおらでひとりいぐも」を思い出した。同じ言葉でもローマ字で書くとラテン語の賛美歌のようだとは筆者の弁。

  • 肉尊 さん

    解釈とは「全体の構成をつかみ、言葉を通してその表現的意味を把握すること」だという。単純に活字を追うだけでなく、身になる読書を目指して手にした一冊。本書では発見的読書が勧められている。それは「自分の意見や問題意識をしっかりと持ちながら、著者の意見を正しく客観的に読みとっていく態度」であるという。引用している作品が名著のオンパレードで、読解力を磨くためのノウハウを学ぶことができる。贅沢かつ緊張感のある読書を楽しめたと思う。

  • Shun さん

    伝説の現代文教本が復刊。私は学生時代に最も苦手としていた教科が国語で、もしこの本に出会っていればと強く思いました。全て目を通して見て思ったのは本書の初版が1963年であるにも関わらず、現代文を読むということに関して本書で学べる着眼と考え方が未だに有用であるというのは当然だけれど、復刊がなければ読む機会がなかったのかと思えばこの度は幸運でした。そして本書が読書猿さんによる「独学大全」で取り上げられたという要因や、またコロナ禍で在宅機会が増え学び直しの機運が高まったことにも関係し、本との出会いの奇縁に感謝を。

  • ショウジ さん

    本書の解説を読書猿さんが書かれていると知り購入しました。私自身文系ですが、国語の出来が悪かったのです。そんな私ですが、改めて本書を手にとって◯十年ぶりの現代文を勉強しました。練習問題も解きました。結果はお粗末なものでしたが、充実したひとときでした。現代文というとなんとなくわかっている、いや何がわかれば良いのかわからないといった学問です。そのような問に読書猿さんが解説してくださっています。それを読んだ上で本書を最初から読んでいくと現代文を読む上での考え方が脳に刻まれてきます。近く置いておきたい一冊です。

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遠藤嘉基

1905‐92年。鳥取県生まれ。京都帝国大学文学部卒業。京都大学名誉教授。国語学・国文学専攻。訓点語研究を中心に国語史研究を行った

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