生きられる都市を求めて 荷風、プルースト、ミンコフスキー フィギュール彩

近藤祐

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784779170485
ISBN 10 : 4779170486
フォーマット
出版社
発行年月
2016年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
近藤祐 ,  
追加情報
:
174p;19

内容詳細

かつて永井荷風が呪詛した個性なき大衆と、その貪欲なまでの消費欲、効率や機能を最優先する功利主義は、その後の一〇〇年を経て、現代都市のあらゆる風景を空疎な商品と化しつつ、私たちが「生きられる」場所性を見る影もなく消失させた。今、私たちに何が出来るのか?マルセル・プルーストの『失われた時を求めて』、ユージン・ミンコフスキーの『生きられる時間』を手がかりに平明かつ独自の論理で提言する!

目次 : 第1章 現代都市という病/ 第2章 時間と場所への信頼を回復すること/ 第3章 私たちはどのように世界のなかにあるのか/ 第4章 何ができるのか

【著者紹介】
近藤祐 : 1958年東京生まれ。一級建築士。文筆家。慶應義塾大学経済学部卒業。アパレル企業企画部に勤務後、設計事務所を経て独立。現在、建築デザイン事務所を主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • sibasiba さん

    ありとあらゆるものが「時間」と「空間」までも商品化される総消費化社会において息苦しさから逃れる確かな「場所」を求めた提言。地図を持たず彷徨い「失われた楽園」を蘇らせるスイッチを見出そう。平易な文章で大変わかり易く書かれているので気持よく読めた。無目的に彷徨うのは常時なので、この機会に何度も挫折したプルーストの『失われた時を求めて』に再挑戦しようかな。

  • のせなーだ さん

    「生きられると実感できる場所と空間」をもとめてさまよう、さすらう。 異なる世界の場所、空間、日常の臨場感、高揚感へ。  せめて、迷うくらい近場でもさまよう、五感体感、ちょっと緊張感。 読後は、考えながら、もっと歩き回りたくなる。 「どこでもドア」があれば!

  • Monty さん

    これまで読んだ中でも最高の部類に入るかな。都市の捉え方(空間と場所)がわかりやすい文章で書かれていて、自分にも思い当たる節があるので、理解しやすい。近代化したデベへの警鐘とも見れる。まちづくりに関わる人に一読をお勧めしたい。

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