15歳の被爆者 歴史を消さないために

狩野美智子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784779122583
ISBN 10 : 4779122589
フォーマット
出版社
発行年月
2016年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
309p;19

内容詳細

爆心地からわずか1.2kmで被爆した少女。ずっと閉ざされていた、あのとき見たはずの景色、聞いたはずの音の記憶。私は、生きていても、いいのだろうか。戦前・戦争中の暮らしから戦後民主主義の時代、再軍備の現在までの母の体験を、息子(切通理作氏)が聞き取った。

目次 : 第1章 一九四五年八月九日/ 第2章 戦中と戦後の間に/ 第3章 兵隊に行かなかったお父さん―戦前の暮らし/ 第4章 学校に行きたい/ 第5章 女性としての解放/ 第6章 核以後の時代を生きる

【著者紹介】
切通理作 : 1964年東京生まれ。和光大学人文学部文学科卒業。「民族差別論」を学ぶ。編集者を経て文筆業。映画、コミック、音楽、文学、社会問題をクロスオーバーした批評活動を行なう。『宮崎駿の“世界”』で2001年サントリー学芸賞受賞

狩野美智子 : 1929年東京生まれ。東京大空襲をはじめ東京で毎日のように空襲を体験、その後長崎で学徒動員で働いていた工場で爆心地から1.2km地点で被爆。慶應義塾大学史学科西洋史卒業。都内の定時制高校などで社会科教諭として28年教鞭をとり、のち文筆家・翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 法水 さん

    長崎で被爆した狩野美智子さんと息子で評論家の切通理作さんによる対談。クラウドファンディングにて入手(巻末には私の名前も掲載されてましたよ)。狩野さんは学徒動員で工場で働かされていたため、終戦後は勉強がしたいと大学にまで行き、その後、中学校や定時制高校で教鞭を取られていたとのこと。父親の転勤ですぐに熊本に行ったりして特に被爆者として意識することはなかったようだけど、玉音放送を聞いて涙を流した人がいると知って「バカじゃないの」と思ったというあたりは痛快。慶應で井筒俊彦さんの授業を受けていたのにはびっくり。

  • 百式改(公論サポーター東海) さん

    被爆者本人の話を初めて読んだ。 戦争反対 核廃止になるのは仕方ないが、戦時中から戦争に否定的だったというのは本当なのか、WGIPによる後付けを当時から思っていたと記憶を書き換えたのか・・。 ただ、風化しつつある記録を今新たに残す意義は大きい。 戦後の平和を無駄に過ごしてきた自らの半生を思い、反省するきっかけになる。

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