日本の雇用と労働法 日経文庫

浜口桂一郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784532112486
ISBN 10 : 4532112486
フォーマット
発行年月
2011年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
18cm,241p

内容詳細

日本型雇用の特徴や、労働法制とその運用の実態、労使関係や非正規労働者の問題など、人事・労務関連を中心に、働くすべての人が知っておきたい知識を解説。過去の経緯、実態、今後の課題を説明。

【著者紹介】
濱口桂一郎 : 1958年大阪府生まれ。1983年東京大学法学部卒業、同年労働省に入省。欧州連合日本政府代表部一等書記官、衆議院厚生労働調査室次席調査員、東京大学客員教授、政策研究大学院大学教授等を経て、現在、独立行政法人労働政策研究・研修機構労使関係・労使コミュニケーション部門統括研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • kotte さん

    日本型雇用システムを「メンバーシップ契約」と定義した濱口桂一郎先生の著書です。「日本の労働法制と現実の労働社会が、お互いどのように関係し合いながら構築されているのか」がよくわかる労働法入門書で、「現在日本の労働法制を理解する」ために役立ちます。労働法初学者や、実際に労働法制の適用を受ける社会人におすすめの本です。

  • かつばやし さん

    ゼミの輪読用文献。入門書ながら取り扱う領域は幅広く、日本の労働制度全体を俯瞰的に見る上で良書だ。新規学卒採用、退職・解雇、人事異動、教育訓練といった日本的雇用システムに特徴的な制度や、女性労働、非正規雇用、中小企業労働の変遷などを戦前までさかのぼり丁寧に解説している。「メンバーシップ契約」をキーワードに日本的雇用のほとんどが説明できることを改めて実感。変容しているといわれる日本的経営だが、その根本は今後も長く維持されていくだろう。東大の秋入学など教育機関の新たな試みは日本的経営を崩す起爆剤となりうるのか。

  • Yasomi Mori さん

    日本の労働環境をめぐる問題の本質が、 法制度は欧米諸国とおなじ「ジョブ型雇用」(職務を明示した上で契約)を前提としているにもかかわらず、じっさいの採用の現場では戦前同様の「メンバーシップ型雇用」(契約時には職務を限定せず、職務異動を要請することで雇用を継続)が維持されている点にある、という説明は非常に説得的。 労働時間規制についても、本来は「物理的時間の規制」であったはずが、残業代未払いの賃金問題に矮小化されているといった指摘など、著者ブログで言及されている各種論点をすっきり整理できる意味でもよいです。

  • takizawa さん

    背景にある歴史的な経緯や社会問題から丁寧に論じている労働法の入門書。正規/非正規・大企業/中小企業間の格差は戦前から形を変えて繰り返されてきたもので、現代になって突然格差社会が始まったわけではない。歴史をねつ造するかのような言説は見極めないといけないなー。

  • 帯長襷 さん

    難しい話なのにとても分かりやすい。おそらく日本語にも精通しておられるのだろう。『若者と労働』と並行して読んだことで、理解も深まったと思う。面白いのはやはり「法律はジョブ型だが、様々な裁判の判例によって実質はメンバーシップ型に軌道修正されている」こと。書籍に書かれていることではないが、日本の法律はおそらく欧米の影響下(憲法の概念やGHQなどを通して)で作られたことでジョブ型をベースに作られているが、日本の文化(ムラ、イエの風習など)は長い歴史の中でメンバーシップ型に依拠しているからなのだろう。興味深い!

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