上海の日本人街・虹口 もう一つの長崎

横山宏章

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784779123344
ISBN 10 : 4779123348
フォーマット
出版社
発行年月
2017年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
198p;20

内容詳細

上海の共同租界の一角に作られた日本人街は10万人を超える人々が活動し、その多くが長崎人だった。上海の日本人街の歩みを長崎人の関わりを通して描く、日中関係史の側面史。図版多数収載!

目次 : 1 「魔都」といわれた上海/ 2 虹口に形成された日本人街/ 3 上海と長崎の結びつき/ 4 上海の夜を彩った長崎の女性たち/ 5 増大する日本人の進出/ 6 上海の反日ストライキ―「五・三〇運動」/ 7 第一次上海事変(一九三二年)―戦争のなかの上海/ 8 第二次上海事変(一九三七年)―日本の上海占領へ/ 9 中国から見た二つの上海事変/ 10 日本人街の崩壊と上海日本人居留民の引揚げ

【著者紹介】
横山宏章 : 1944年、山口県下関市生まれ。一橋大学法学部卒業。朝日新聞記者を経て、一橋大学大学院法学研究科に進学し、法学博士。明治学院大学法学部、県立長崎シーボルト大学国際情報学部、北九州市立大学大学院社会システム研究科で、中華民国史を中心とした中国政治史を教える。北九州市立大学名誉教授、上海同済大学亜洲太平洋研究センター顧問教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • カステイラ さん

    「長崎県上海市」の別名もあった上海の日本租界。その別名は単に長崎との地理的な近さが生み出した、他県より群を抜いて多い長崎出身者の存在、租界内で定着した長崎文化があった要素も含んだものだと分かり、改めて言い得て妙と感じる。ただここも引用かというくらい引用が多いのが気になった。個人的には送り出した側の長崎の様子を知りたかった(著者が担当した長崎市史の上海関係部分を読んでということだろうか)。

  • IvyOribe さん

    作者は日本人だが、日本の資料のみならず、中国側の資料も記載し、日本善がりになっていない。 作者の感情よりも事実がたんたんと書かれているので、読み終えた後に抱くの感想 は人それぞれではないだろうか。自分で上海について、植民地について考える良い機会を与えられた気がする。

  • 藤井宏 さん

    読み終えるのに時間がかかってしまった。(1)地理的距離の近さが故に長崎県の人が上海に多く渡っていた、(2)高杉晋作らが訪れた時期の上海の風景、(3)第一次上海事変後の排日運動に対し、帝国主義的侵略の成果であるという意識を忘れ、商権が不正に侵害されているという当時の日本人の価値観、(4)日本がポツダム宣言を受諾し、敗戦国となった時、蒋介石の国民政府が中国に残る人民に報復してはならないと声明を発表したこと、などがこの本のサマリーか。

  • 鈴木貴博 さん

    上海の共同租界の外れにあって、日本人が多く生活し日本人街を形成していた虹口地区。その歴史等について、長崎との関係を中心に概説。興味深く読んだ。

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