いじめ加害者にどう対応するか 処罰と被害者優先のケア 岩波ブックレット

斎藤環

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784002710655
ISBN 10 : 4002710653
フォーマット
出版社
発行年月
2022年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
64p;21

内容詳細

いじめ加害者は学校に居続け、被害者の側が外に居場所を求めざるを得ない―こうしたいびつな現状をどう変えていくべきか。ひきこもり・いじめに関わり続ける精神科医と、教育問題にエビデンスから迫る社会学者が、いじめを取り巻く人々の意識データ、スクールカーストの構造等から迫り、被害者優先のケアのあり方を議論する。

目次 : はじめに―やさしさの落とし穴/ 第1章 いじめ加害者対応の難しさ―制度のハードルと被害者の「やさしい排除」/ 第2章 いじめ被害の心的影響と加害者処罰の必要性/ 第3章 被害者ケア優先のいじめ対応へ

【著者紹介】
斎藤環 : 精神科医、筑波大学医学医療系社会精神保健学教授、オープンダイアローグ・ネットワーク・ジャパン共同代表。専門は思春期・青年期の精神病理学、「ひきこもり」の治療・支援ならびに啓蒙活動

内田良 : 名古屋大学大学院教育発達科学研究科教授。専門は教育社会学。教員の働き方、部活動、スポーツ事故や組み体操事故、2分の1成人式などの教育問題を広く情報発信している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ネギっ子gen さん

    【被害者に「学校にいかなくてもいいんだよ」という“一見優しい言葉”に、問題提起!】いじめ加害者が学校に居続け、被害者が立ち去るという歪んだ現状をどう変えるべきか――。精神科医と社会学者が、人々の意識データなどを取り上げつつ、被害者優先のケアのあり方を論じる。<本書は、わたしたち大人がつくりあげてきたいじめ被害者に対する今日的なケアを批判的に検討しています。被害者に対するやさしい(はずの)声かけの課題を明らかにし、一方でこれまで私たちがほとんど目を向けてこなかった加害者の処遇に切り込む、タブーの書>だと。⇒

  • 香菜子(かなこ・Kanako) さん

    いじめ加害者にどう対応するか――処罰と被害者優先のケア。斎藤 環先生と内田 良先生の著書。いじめ加害者はいじめ加害者として叱られたり注意されたりすることはあっても転校を余儀なくされることは少ない。いじめ被害者はいじめ加害者から解放されたいからいじめ加害者のいない学校に転校する。いじめ加害者が反省すればいいけれど反省しないいじめ加害者はまたいじめ被害者を生み出す。いじめ被害者が守られないのはおかしいです。

  • ひろか さん

    加害者には、厳罰でなくてもよいから、処罰を! わかるが、どんな処罰が、人権問題もクリアしつつ、可能なのだろうか

  • みさと さん

    いじめ加害者が学校に居続ける一方、被害者の側が辞めたりしなければならないいびつな現状をどう変えていくべきか。いじめられた経験がPTSDとなって後年自死してしまうケースもある。被害者優先のケアを構築することはできないのか。ひきこもり・いじめに関わり続ける精神科医斎藤環と、教育問題にエビデンスから迫る社会学者が語る。被害者と加害者がオープンな場で本音を打ち明け合うオープンダイアローグを進める斎藤環の提言がハッとさせられる。 そうだ、学校は何でもかんでも抱え込むのではなく専門家にどんどん入ってもらうべきなのだ。

  • Hachi_bee さん

    教員の多忙化は、本書47ページからの「学校にあらゆる役割が詰め込まれてしまう」の節に書かれている様に読み取った。 政府は金の使い方を間違えているように思える。

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