基本情報
内容詳細
12月18日、いよいよエピソード7「フォースの覚醒」公開!
この公開に併せて刊行する本書は、これまでのエピソードIV「新たなる希望」V「帝国の逆襲」VI「ジェダイの帰還」の三部作、そして、I「ファントム・メナス」II「クローンの攻撃」III「シスの復讐」三部作をあわせた全六作の新たな読みを提示する「スター・ウォーズ読本」です。
残された六本の映画をいろいろな角度から見直すことで、このきわめてアメリカ的な物語が、どうして普遍的なものとみなされ、日本も含めた世界中で受け入れられてきたのかの理由を探っていく。
第一部は、二つの三部作とスピンオフ作品を扱う。ルーク三部作で、帝国軍の野望を砕き皇帝を倒すというクライマックスに達してしまう。その続編が意外なことに父親であるアナキンを扱う前史となった。アナキンの物語となることで、善と悪の関係へのアプローチが明確になり、「スター・ウォーズ・シリーズ」が持つ暗黒面をあぶりだす。前史が後から語られることで、メビウスの輪のように因果関係が入り組んだものとなる。正史のなかでは詳しく語られないクローン戦争を扱った
スピンオフ作品や、イウォーク物についても触れていく。
第二部は、「あまりにアメリカ的な物語」というパートでは、
まず帝国の支配を逃れ、共和国へと向かったアメリカ独立戦争の理念とのつながりを考える。フロンティアとしての宇宙がここでは中西部の独立自営農民の子供が抱える苦悩を描く場所となる。都会や文明の中心での「成功」を夢見る若者を描いた前作の『アメリカン・グラフィティ』とつながっている。多様な異星人が出てくるが、それは「西部劇」以来、人種や民族のるつぼを描いてきた伝統にのっとってもいるし、先住民への白人優位の歴史を読むこともできる。そして戦争の前線に兵士を派遣する戦争国家としてのアメリカの現実を映してもいるのだ。このあまりにアメリカ的な映画が持つどこか普遍的な魅力の秘密をひもとくことにしよう。もちろん私たちの合言葉は「フォースのともにあらんことを(メイ・ザ・フォース・ビー・ウィズ・ユー)」だ。
(はじめにより)
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読書メーターレビュー
こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。
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ブラックジャケット さん
読了日:2019/11/14
またの名 さん
読了日:2018/12/26
コロン さん
読了日:2016/06/16
LastNakamura さん
読了日:2016/02/05
ゆき (Kou) さん
読了日:2015/12/14
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