ジャズのコンポジションをブレイク・ビーツ化した『Jazz Abstractions』(2012)、個性派ジャズメンを暗闇から召喚する綺想アルバム『Jazz Alternative』(2016)に続く、大谷能生 in BLACK SMOKER RECORDSの新作『Jazz Modernism』が登場! 「ジャズ三部作」のラストを飾るのは全編サックス・ソロによるマジの記譜/即興演奏作品である。
村上春樹の短編にインスパイアされた『Bird Plays Yesterday』。セロニアス研究の第三弾『Thelonius Studies#3』。某ギタリストのライブ・ソロを完コピで再現した『JoJo's Bizzare Adventure』など、馬鹿馬鹿しくも硬派なモダン・ジャズ世界がアルト・サックスの響きとともに展開される。ブラックスモーカーの盟友たちによるスペシャルREMIXもボーナストラックとして収録!
大谷能生
1972年生まれ。音楽(サックス・エレクトロニクス・作編曲・トラックメイキング)/批評(ジャズ史・20世紀音楽史・音楽理論)。
96年〜02年まで音楽批評誌「Espresso」を編集・執筆。菊地成孔との共著『憂鬱と官能を教えた学校』や、単著『貧しい音楽』『散文世界の散漫な散策 二〇世紀の批評を読む』『ジャズと自由は手をとって(地獄に)行く』など著作多数。音楽家としてはsim、mas、JazzDommunisters、呑むズ、蓮沼執太フィルなど多くのグループやセッションに参加。ソロ・アルバム『「河岸忘日抄」より』、『舞台のための音楽2』をHEADZから、『Jazz Abstractions』をBlackSmokerからリリース。映画『乱暴と待機』の音楽および「相対性理論と大谷能生」名義で主題歌を担当。東京デスロック、中野茂樹+フランケンズ、岩渕貞太、鈴木ユキオ、室伏鴻ほか、演劇やダンス作品への参加も多い。近作は『マームとジプシーと大谷能生』、入江陽『仕事』(プロデュース)など。2015年6月に初舞台主演作品となる『海底で履く靴には紐がない』(山縣太一作・演出・振付)を上演。
(メーカー・インフォメーションより)
2012年作『Jazz Abstractions』、2016年作『同 Alternative』に続く“ジャズ3部作”を締めくくる一作。村上春樹の短編より着想した冒頭曲のほか、KILLER-BONGやYPY、千葉広樹によるリミックスも収録。(CDジャーナル データベースより)