ソフト・ロックは春先から初夏の良く晴れた朝に聴くのがいい、というのは持論なのですが、ひまわりのジャケットで復刻された White Plains も、心地よい南風のような爽やかなメロディーで綴られた愛すべき楽曲集です。 　全米でもヒットした「恋に恋して My Baby Loves Lovin’」の一発屋と侮るなかれ。どこを切ってもピースフルでイージーな小品ばかりで、思わず頬が緩んでしまう、七色のドロップスを口に入れた時のような、しあわせな気持ちにさせてくれます。ＵＫ ポップス特有の甘味料を入れ過ぎたような濃い味付けが施されていて、食べ過ぎると身体には良くないのですが、分かっていても、止められない、止まらない…。 　そんな、モノクロームなジャケットとは正反対に、カラフルでコケティッシュにデザインされた懐かしい音符たちがいっぱい詰まった、素敵なアルバムです。 　24曲しっかり入って税抜き1,000円、最高です。

マコウレイ＆マクロードは最高ですが、クック＆グリーナウェイ、このコンビも負けず劣らず素晴らしい。 1曲目から胸が締め付けられます。

メロディアスなソフトロックが見事です。ヴォーカリストのバロウズのつながりでハーモニーグラスやエジソンライトハウスを聴いてみるのもいいでしょう。