資本主義はどう終わるのか

W・シュトレーク

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309248318
ISBN 10 : 4309248314
フォーマット
出版社
発行年月
2017年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
359p;20

内容詳細

これから資本主義は長期にわたって苦しみながら朽ちてゆく―これまでの危機理論を検証しながら、民主政治の解体と資本主義の変容を洞察する。『時間かせぎの資本主義』の著者による資本主義終焉論の決定版。

目次 : 資本主義―その死と来世/ 資本主義はどう終わるのか?/ 民主制資本主義の危機/ 顧客としての市民―消費社会の新たな政治についての考察/ 欧州「財政再建」国家の成立/ 市場と人々―民主制資本主義と欧州統合/ ヘラー、シュミット、そしてユーロ/ ユーロが欧州を分断する理由/ ヴォルフガング・メルケル『資本主義は民主主義と両立するか?』へのコメント/ 現代資本主義をどう学ぶか/ フレッド・ブロック『いかなる多様性?私たちはまだ資本主義という概念を使い続けるべきか?』/ 社会学の公共的使命

【著者紹介】
村沢真保呂 : 1968年生まれ。龍谷大学教授

信友建志 : 1973年生まれ。鹿児島大学准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • しんすけ さん

    著者は下記のように語り始める。 <資本主義はいつの時代も、存続するのが不思議に思われる社会編成でありつづけてきた。> センテンスは下記のように結ばれる。 <資本主義経済を基盤に形成され、ダイナミックに変容した近代社会に固有の不安定さを鑑みれば、十八世紀初期にドイツ、そして十九世紀中期にイギリスでこの概念が最初に用いられたころから一貫して、資本主義の理論が危機の理論であったことは不思議ではない。>

  • ルンブマ さん

    全体的なまとめ?をしている、第9章の要約。現代資本主義をどう学ぶか。シュトレークが主張するのは、社会学者が現代資本主義を研究するためには、経済学と役割分業する前の時代の社会学に立ち戻らなければならないということである。その「社会学」とは、具体的にはスミス、パレート、マーシャル、ケインズ、シュムペー ターなどの古い経済学者の議論の中に社会学を再発見し、ウェーバー、ゾンバルト、モー ス、ウェブレンといった古い社会学者の議論の中に経済学を再発見することであるとい う。

  • chiro さん

    資本主義の変遷の中でケインズ的な再配分がフリードマン的な新自由主義に立場を奪われ、その後のグローバル化により資本主義は増殖を続け、格差を拡大させると共に従来国家の財政の基盤であった分厚い中間層を下方に下げることで国家は財政基盤が脆弱化し社会保障などの再配分的な方策を維持するための財政出動が大きく増えることとなった。こうした変遷を見るときにこの状態が継続することは環境的に見ても難しい。著者がこうした問題意識を持って今後の資本主義の方向を示唆している著作。

  • Hidekazu Asai さん

    本書は、今後、テクノクラートが民主主義的制度を破壊する法案を通過させ、一方では国粋極右政党が次々と現われ、市民たちは、両者に挟まれ、極右政党を支持するだろう、と述べている。グローバル化した市場社会に負けた社会民主主義に見捨てられると感じているからである、と述べている。 この現象は、先進国共通の現象としてすでに現実化している。

  • ☆ツイテル☆ さん

    フライヤー

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