彼女のCDは全部持っていますが、傑作ファースト以後としては、一番いい出来に仕上がっていると思います。 伝統的なソウルマナーの音を基盤に、今風の打ち込み、リズミカルな部分を融合させた、そんな感じです。 ０１ REMEDYから、メローで煌びやかな彼女の歌が聞けて、納得です。 物凄い声量のあるシンガーではないですが、高音のシャウトする部分が、ハスキーになってとても印象的な歌い手です。私は好きですよ。

基本的にアダルトコンテンポラリーな感じはそのまま、 フィリー産の現代ソウルアルバムに仕立ててきました。 Jill Scottとか好きなら絶対好き。 打ち込みビートだけど、何だか生っぽいアコースティックな感じ。 少しかすれていてソウルフルなシャウトは 女版マーヴィン・ゲイといったところ。 歌力も歌心もあるけど軽やかなんだな。 高音で歌い上げる07.Supposed To Be Mineは息が詰まるほど切ない。 先行シングルの02.Anything Out Thereも悪くないけど、 現行シーンを狙った音作りであんまり好みでないかも。 イマ、な感じと、良質なフィリーソウルが混在したアルバムでバランスよい。

　聞き込めば聞き込むほど味が出てくるようなアルバム。ジャケットが気に入り、買ったんですけれどそんな感じです。これといった名曲はないかもしれませんが、良く出来た楽曲、歌もそこそこ旨いです。５.MUSIC 9 Affected 10 Fanatic あたりが特にお勧め。アルバムトータルで価値がでるようなアーティストです。R＆B色は薄め、ポピュラー系の音で私は好きですね。

普通かな。特にひどい曲はないけど、すごくいいってほどの曲もないような。アルバム全体としての印象が薄い。アーティスト本人の声と歌に、もちょっと深みがあればなぁ、と個人的には思ったけど、曲や音の雰囲気とのバランスを考慮すれば、これはこれで一つの世界として完成してる。聞きやすいとは思う。

ニューソウル寄りのLOVE STORYもよかったけど、ジル・スコットのフォロワーと見られてしまって残念だった。もうちょっとR＆Bの香りがしていたから。ややメインストリームのR＆BになったVIVIANも素晴らしい。とにかく歌えて、自作できる本格派。

1.Album Version (3：14) 2.Junior’s Earth Anthem (10：30) 3.That Kid Chris Vocal (8：42) 4.Above ＆ Beyond Mix (9：29) 5.Rob Rives Dub (7：00)

なんか日本人が歌ってるみたいで安心したんだけど。ダンス系やDJ系やヒップホップと違い、「凝った」物じゃなく、歌、だなと感じるいいアルバムだった。

なぜかわからないけど、アメリカのプロモーションのせいなのか今になって急にアルバムが売れてきましたよねぇー。ジルスコットも後から売れてましたよね。emotional rollercoasterが売れているのはよくわからない。すごく地味な曲だから。でも1，11曲目なんかは彼女らしい感じで素晴しいし、4曲目の憂鬱な感じがもうたまらない。axis musicのお披露目的にも、james poyserがいなくてもできるんだぞーとでも言ってるかのような完成度！！でもやっぱりjamesが1曲だけ参加している11は最高なんだなぁー

ポップスやジャズにしか取られないかも知れないけど、ヒップホップみたいに騒がしいのだけがR＆Bじゃないんだと証明してくれるよう。晴れやかでさわやかな楽曲＆歌!!

いいですねー！