Deep PurpleのRitchie Blackmore程クレジット表記はないものの、Uli Jon Rothは1970年代にScorpionsというバンドでリード・ギターを務め、ネオ・クラシカル・メタルの土台を支えた重要人物である。

生まれはドイツのDusseldorf。彼は13歳の頃にギターを始め、その2年後にはステージに立つようになる。1970年代の初め、彼はDawn Roadというバンドに加入するが、その後ScorpionsというバンドがDawn Roadのオリジナル音源に興味を示し、やがて2つのバンドが統合することに。新しいメンバーでScorpionsが結成されたのは1973年、バンドは1974年にレコーディングした初作品「Fly to the Rainbow」で早くも本領を発揮することになる。翌年1975年に出した「In Trance」、そして1976年に出した「Virgin Killer」で彼らは国際的なスターへと登り詰め、Rothはその卓越した才能に賞賛を浴びる。

彼は1978年にバンドを離れ、Electric Sunというバンドを結成。1979年から1985年にかけて活動し、「Earthquake（1979）」、「Fire Wind（1981）」、「Beyond the Astral Skies（1985）」の3枚のアルバムを世に残した。