Big Hits: High Tide & Green Grass: The World's Greatest Albums

ブルーズのカヴァーから始まり、次第に自らのスタイルを確立していった60年代のストーンズ。彼らが最も濃厚に彼ららしさを漂わせていた初期黄金期の一つといわれる66年にリリースされた初の公式ベスト/コンピレーション･アルバムBig Hits (High Tide And Green Grass)をテーマに繰り広げられるレビュー。エド･サリヴァン･ショウでの人気振りを目の当たりにし、プロモーション先行の形でリリースが急がれたといわれるアルバム。このDVDでは、3月リリースのUS盤と11月リリースのUK盤の2つのバージョンが存在するこのアルバムのうちの14曲収録のUK盤を取り上げる。アルバムのA/B両面の収録曲を順に辿りながら、それぞれの楽曲の出自や発表時のメディアやファンの反応、メンバーの思い入れなどとともに、その印象的なメロディやフレーズ、リリックなどを詳細に検証する。多様な音楽性を持った初期ストーンズの代表曲を網羅したこのアルバムの分析を通して改めて知るのは、ブライアン･ジョーンズの幅広い音楽的趣向やキース･リチャーズのリフ･メイカーとしての驚くべき才能、カヴァー/オリジナルいずれもその抜きん出た存在感で自らのものにしてしまうミック･ジャガーのカリスマ、そしてそのミックの歌を絶妙に際立たせる独特のグルーヴを生み出すビル･ワイマン/チャーリー･ワッツのリズム･ワーク。ブライアンの喪失から40年近くを経た今尚ファンから熱い支持を受け続けるオリジナル･メンバーの初期ストーンズの魅力の本質に迫る。映像には、エド･サリヴァン･ショウ/レディ･ステディ･ゴーなど当時彼らが出演したTV番組でのライブ･パフォーマンスからのハイライト･シーンを収録。

本編 61mins

[Including:] (I Can’t Get No) Satisfaction, Have You Seen Your Mother Baby Standing In The Shadow, Paint It Black, It’s All Over Now, The Last Time, Heart Of Stone, Not Fade Away, Get Off Of My Cloud, As Tears Go By, 19th Nervous Breakdown, Lady Jane, Time Is On My Side, Little Red Rooster

※他タイトルと映像素材の重複する内容を含みます。※日本語字幕等の収録はありません。※本編中のパフォーマンス映像は全て断片的なハイライトでの収録で、一部画面内の枠の設定によりフルスクリーンでの再生が出来ない箇所があります。
※パッケージ裏面に英文表記されているオリジナルの内容解説に一部誤りがあります。