CD 輸入盤

チャイコフスキー:交響曲第4番、ベートーヴェン:『皇帝』 ギレリス、ベーム&チェコ・フィル(1971年ステレオ)

Tchaikovsky / Beethoven

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
ORFEOR608032
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
Germany
フォーマット
:
CD

商品説明

王者ギレリスの皇帝。ベーム、チェコ・フィル最高の組み合わせ

“ピアノの鉄人”ギレリスと老巨匠ベームが成し遂げた一期一会の名演。第1楽章からギレリスの力強いタッチとこれを支えるベームの指揮はリズム、ダイナミックスともにメリハリが効いており雄渾なスケールを描きます。そしてロマンティックな詩情に溢れた第2楽章はこの演奏の白眉。チェコ・フィルの美しい弦に導かれたギレリスのピアノは天上の音楽ともいうべき神々しい響きで聴き手をつつみます。切れ目なしに続けて演奏される第3楽章は、冒頭からギレリスの強靭な打鍵と威厳に満ちた堂々としたテンポが圧倒的でまさに王者ともいうべき風格を示して見事。
 さらにこのアルバムで特筆されるのは、第2楽章と第3楽章のリハーサル風景がたっぷり26分も収録されていること。まもなく77歳になろうとするベームは非常に元気で、「最初からもう一度」「フォルテを硬くしないで、柔らかく」「ディミヌエンドはどこに行ってしまったんだ」など、ファンには懐かしいあの声でこと細かな指示を出しています。しかし、うまくいけば「美しい」「言うことなし、満点だ」などと励ましの言葉も忘れません。
 ギレリスのピアノもリハーサルとはいえ手抜きなしで、崇高なまでの美しさと男性的な力感に満ちています。カップリングは当夜のメイン・プログラムであるチャイフスキーの交響曲第4番。
 ベームのチャイコフスキーといえば70年代後半にロンドン響と録音した後期3大交響曲集が有名ですが、ここでの演奏は枯淡の境地に達したこれらとは正反対ともいうべきエネルギーの大爆発に驚かされます。速めのテンポで一気呵成に突き進みながらも確固とした造型を保つあたり、1975年のウィーン・フィルとの日本公演をも上回る気力の充実ぶりを感じさせます。烈火のごとく燃え立つベームに対するチェコ・フィルも弦楽器の巧さは言うまでもありませんが、特にここではホルンやトランペットといった金管の反応ぶりも強烈。耳をつんざかんばかりに鳴り切ったフル・オーケストラの強奏は迫力満点で、燃えたときのベームの凄さを改めて実感させます。2枚組ながら1枚価格のお買得盤。

@ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5 番『皇帝』
Aチャイコフスキー:交響曲第4 番ヘ短調
B【ボーナス】『皇帝』のリハーサル

エミール・ギレリス(P)
カール・ベーム(指)チェコ・フィル
1971年8月8日、ライヴ録音(ステレオ)

収録曲   

ディスク   1

  • 01. Allegro
  • 02. Adagio, un Poco Mosso
  • 03. Rondo. Allegro
  • 04. Rehearsal: Adagio, un Poco Mosso - Rondo. Allegro

ディスク   2

  • 01. Andante Sostenuto - Moderato Con Anima
  • 02. Andantino in Modo di Canzone
  • 03. Scherzo. Pizzicato Ostinato
  • 04. Finale. Allegro Con Fuoco

総合評価

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ベーム先生のライヴ、久々に聴き直す。「皇...

投稿日:2014/04/29 (火)

ベーム先生のライヴ、久々に聴き直す。「皇帝」は、ギレリスの不調が痛い。ずいぶんとミスが多く、本領発揮とはいかず。ただ、この「皇帝」は第2楽章が神々しいまでの美しさ。そこだけでも価値があります。一方のチャイコフスキーはオケをガンガン鳴らした迫力ある演奏。但し、フィナーレのラストもですが、興に乗ってアッチェレランドをかけて煽ってゆくということはしない(全体の構成を崩すからね)。その意味で、忘我的爆演ではありません。チェコフィルにミスもあり、できはロンドン響との録音の方が優れていると思われます。音質は「皇帝」は優秀。チャイコフスキーはやけに硬い音になりいささか聴きづらい。ま、貴重な記録であります。プローベはベーム先生のだみ声が久々に聞けて懐かしい。

ほんず内閣総理大臣 さん | 北海道 | 不明

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煉獄のチャイコである。表情豊かな弦、地の底か...

投稿日:2010/04/22 (木)

煉獄のチャイコである。表情豊かな弦、地の底から沸き上がってくるかのようなピッチカートは鳥肌が立つくらい生々しい。金管の咆哮も申し分無し。開始から終わりまでハイテンション。やはりベームのライヴは面白い。皇帝はギレリスのミスタッチも有り粗さが目立つ。とはいえ2楽章の美しさは一聴の価値あり。

JUPITER さん | 長崎県 | 不明

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チャイコフスキーが凄い。冒頭から大変な気迫。速め...

投稿日:2009/08/29 (土)

チャイコフスキーが凄い。冒頭から大変な気迫。速めの基本テンポ(といっても極端ではない-全曲42分強、ムラヴィンスキー60年41分38秒、カラヤン76年42分52秒)、明確だが重すぎないリズムでしっかりと曲を構成する。テンポの変化もいかにも自然。旋律を歌わせるのが上手いベームは音楽の隅々まで目配りしてチェコフィルの名手達に存分に吹かせるが、ロシア的憂愁というより、純音楽的な美との感。ベーム的大熱演、ベーム的チャイコフスキーだが、チャイコフスキーの音楽としても屈指のレベル。皇帝はこのコンビならもっと上を望みたい。

千葉のアリアドネ さん | 千葉県 | 不明

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