年間100本レベルのライブで培われた瞬発力&説得力。ラウド、エモ、パンク等様々な要素をぶち込んだエネルギッシュなサウンド。
Vocal星☆拓也が繰り出す歌謡曲のエッセンスが香るどキャッチーなメロディー&リズミカルな擬音に乗せて脳に入り込んでくる歌詞。独特の個性と中毒性を余すところなく放つ、京都発の
5人組バンド、ザ・ヒッチロークが3年半ぶりの待望のミニアルバムを完成させた。
「リアル鬼ごっこ」で10代に大人気の作家、山田悠介氏原作の新作映画「復讐したい」の挿入歌として書き下ろされた“重くて速い”最新曲「ロッシュの限界」、CDの時代が移り行く事をユーモラスにそして少しせつなく表現した「カメレオン」、ライブで人気を集めているメロウなバラード「突き飛ばしてくれよ」、キャッチーさとパワーのハイブリット、まさに“ヒッチ節”な「THE STAN」、加速していく展開の中で耳に残る歌詞(というかフレーズ)がビシビシ散りばめられた「夢追いのバラッド」。今作はすでにライブの現場で鳴らされて、育ってきた強い楽曲が多く収められている1枚となった。
ザ・ヒッチロークの2015年は大型フェスへの出演に加え、UVERworldの5月のシングル「僕の言葉ではないこれは僕達の言葉」への星☆拓也(Vo)の参加、そこで意気投合した共演者(LAID BACK OCEAN、愛笑む)と秋に4大都市ツアーを行うなどスケールアップしてきたが、2016年は映画への楽曲提供、満を持しての作品リリース、そしてその後のライブ展開と、目を離せない存在になりそうだ。
映画『復讐したい』の挿入歌であるヘヴィなタイトル曲を含む、3年半ぶりの5曲入りのセカンド・ミニ・アルバム。エモ系パンクのエッジの利いた音と日本語の歌をブレンドしたかのようで、マイ・ケミカル・ロマンスの和風展開に聞こえるドラマ性で一気に聴かせる。批評的な歌詞の視点も面白い。(行)(CDジャーナル データベースより)