TEAM NACS FILMS N43°

「頑張れ！鹿子ブルブルズ！」
唯一、TEAM NACSの5人が勢揃いした作品。皆のキャラクターを知り尽くしている大泉監督が演じる役者を想定して書いたという脚本は、それぞれの魅力が十二分に引き出され、まさにザ･ナックスムービーといったところ。バカバカしくもナンセンスな世界が繰り広げられる。

「神居のじいちゃん」
もしも最愛の人を失ったとしても、心と心はずっとつながり続ける･･･。豊かな自然に囲まれた音尾監督の故郷である旭川市の
神居古潭（カムイコタン）を背景につづる、愛にあふれたハートウォーミングムービー。物語の要となる祖父役に名優・夏八木勲を迎え、作品にいっそう厚みが増している。

「部屋クリーン」
実写と合成した2Dアニメーション作品。片付けるのが本能の妖精・片付けさんときれいな部屋を散らかさずにはいられない妖精・散らかしさんのいつ果てるともしれない壮絶な（？）戦いの行方は･･･？小ネタを交えながら、細かいところまで描かれたイラストも見どころのひとつ。

「ヤスダッタ3D」
人類が背負う業、そして愛と哀しみを安田監督のフィルターを通して描き、そのテイストは60年代の特撮映画を彷彿とさせる。監督自ら1人3役をこなし、主要キャストは“安田”で揃えるなど、随所に監督のこだわりが見られる、いわば“安田の、安田による、安田のための”作品。

「AFTER」
2058年、10年の沈黙を破って、伝説のTEAM NACSが復活！とうに80歳を過ぎた5人が集結し、かつてのホームグラウンドである札幌・道新ホールで「改FEVER」を上演するというが無事に幕は開くのだろうか･･･。半世紀の時を経て、変わりゆくものと変わらないものを描く。

北海道の人気劇団、TEAM NACSのメンバー5人がそれぞれ監督・脚本を担当して製作したショート・ムービー集。“北海道”をテーマに、彼らの個性と世界観が最大限に表現されたユニークなオムニバス作品に仕上がっている。(CDジャーナル　データベースより)