Steve Vai | プロフィール | CD、DVD、ブルーレイ(BD)、ゲーム、グッズなどを取り扱う【HMV&BOOKS online】では、コンビニ受け取り送料無料!国内最大級のECサイトです!いずれも、Pontaポイント利用可能!お得なキャンペーンや限定特典アイテムも多数!支払い方法、配送方法もいろいろ選べ、非常に便利です!
そしてここで彼の歴史の上でエポックとなる出来事が起こる。元レインボーのヴォーカリスト、グラハム・ボネットのバンド、アルカトラスにイングヴェイ・マルムスティーンの後任として参加するのである。彼の非凡な才能からしてみれば当時ヘヴィ・メタル界で屈指の技巧派ギタリストであったイングヴェイのプレイとて、同じようにそれをなぞる事など他愛もない訳で。そこでヴァイがうってでたのはイングヴェイとは全く違うプレイ・スタイルで(主にタッピングが主体)当時のライヴのステージに立つという事であった。しかしイングヴェイ脱退が余りにも急だった為それを知らないアルカトラスのステージを身に来た観客は、ヴァイに向かって「誰だ、お前?」と罵声を浴びせ、更には物を投げつけていたと言う。今から考えると恐ろしい話だ。85年のアルカトラスのメンバーとしての初の録音作品Disturbing The Peaceではステージ以上にいい意味でやりたい放題。既にバンドの主導権を握ってしまった感さえある!ここでヴァイへの評価は確固たるものとなり、テクも理論も備えた万能ギタリストとしてイングヴェイと同等かそれ以上の名声を得るのであった。
フレクサブルに続くソロ・アルバムの構想に取り掛かる矢先、ホワイトスネイクから加入のオファーが舞い込む。当時のホワイトスネイクのギタリストであったエイドリアン・ヴァンデンバーグの脱退の穴を埋めるべくしての話であった。人がいいのか、断れない性格なのか、これを受け入れたヴァイは、89年Slip Of The Tongueから正式なメンバーとしてホワイトスネイクに加入。ツアーにも同行するがツアー終了と同時にバンドを脱退している。
そして1990年、6年振りのセカンド・ソロ・アルバムにして、ヴァイの最高傑作としての誉れ高いパッション&ウォーフェアー(Passion And Warfare)がリリースされる。この作品は子どもの頃から書き溜めていたという夢の記録に一貫したストーリーを持たせ、音楽として具体化したものであるという。テクニカルかつエモーショナルなギター・プレイは唯一無比の個性を放っている。