2010MotoGP＋Moto2 R-16 オーストラリアGP

◆MotoGP - ストーナー母国GP4連覇！表彰台争いも白熱◆

環太平洋3連戦の最後を締めくくるラウンドとして、フィリップアイランドで開催されたオーストラリアGP。C.ストーナーがひとり異次元の速さで母国グランプリを制し、2007年から4年連続優勝という快挙を成し遂げた。2位はJ.ロレンソ。そしてV.ロッシはラストラップまで続くN.ヘイデンとの攻防の末に、表彰台最後のポジションを獲得した。

P.P.からホールショットを奪ったストーナーは、オープニングラップから2番手ロレンソに1.5秒差と圧倒的な速さを見せつける。2周目ですでに1分30秒台へと突入、中盤から後半にかけてもペースは衰えることなく、最終的に2位に8.5秒差をつけるパーフェクトな走りで3年連続のポールトゥウィンを獲得した。

その後方で盛り上がりを見せたのが3位争い。序盤から中盤にかけてはロッシ、ヘイデンのほかルーキーのB.スピース、M.シモンチェリも交えて4台でのバトルとなる。

しかし、強烈なレイトブレーキングを駆使し徐々にポジションアップするロッシを追うのは、最終的にヘイデンの駆る1台のみ。背後にピタリとつけていたヘイデンがラスト3周時点でロッシの前を奪い、緊張のまま突入したラストラップ。勝負ポイントとなる2つめのヘアピンでロッシがイン側にマシンをねじこむと、きわどい差を守りきってコントロールラインを通過した。

5位のスピースは今回の獲得ポイントで、2010年のルーキー・オブ・ザ・イヤー受賞が決定。3番手争い中に果敢な走りを見せたシモンチェリは6位に入った。

◆Moto2 - デ・アンジェリスが流れを変えるクラス初優勝！◆

A.デ・アンジェリスがMotoGP初優勝で通算2勝目を挙げた。ここまで厳しいシーズンを過ごしてきたが、前戦マレーシアでの2位表彰台に続き、上向きの流れを掴んだ印象だ。

最年少のS.レディングも一時はトップに立ち、激しいバトルを展開したが惜しくも2位。3位にA.イアンノーネが入った。

◆特典映像◆

MotoGPライダー独占インタビュー　#27 ケーシー・ストーナー
ブリヂストン山田宏氏 インタビュー 青山博一 レースコメント 125ccクラス ハイライト

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