CD

火天の城 オリジナル・サウンドトラック

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
ESCL3257
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD
その他
:
サウンドトラック

内容詳細

岩代太郎が音楽を担当した映画『火天の城』のサントラ。織田信長の命で安土城を造った宮大工・又右衛門と家族の物語の背景に、寂寥というか憂いの漂う壮大なオーケストラ・サウンドがゆったりと流れる。当時、南蛮から渡来したというヴィオラ・ダ・ガンバの音色も聴こえてきたりする。(民)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

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信長の安土城築城を舞台にしたこの映画の物...

投稿日:2012/04/26 (木)

信長の安土城築城を舞台にしたこの映画の物語は,建築を本業とするテクノクラートを主人公にしたユニークなもので,原作小説は非常に面白く読むことができたが,映画の脚本化に当たって重要なコンセプトがいくつか改変されてしまっており,特に原作で技の伝承という重要な役割を担っていた長男の存在を割愛し,一人娘しかいないという風に変更してしまったために,あちこちにその悪影響が出てしまって,映画の出来としては必ずしもいいものではなかった。しかし,そうした映画本編の出来の悪さを忘れさせるほどこの音楽は素晴らしい。全 13 曲の長さを合わせると1時間を超える大作である。冒頭に置かれた The Woods という曲はメインテーマに当たるが,まるで Bach が書いたのではと思わせられるほど本格的で重厚なフーガになっており,その圧倒的に深い響きには心が持って行かれそうになる。また,第4曲 Where There’s a Will は,映画の最も重要なシーンで流されたものであるが,その真剣さと切実感もまた圧倒的である。さらに,主人公の妻役を演じた大竹しのぶが劇中で歌った子守唄も岩代太郎のオリジナルだったようで,素朴な民謡調の曲の印象から,てっきり伝統的なものではと思っていたので本当に感心してしまった。後半の曲にはこの子守唄のフレーズが主題として採用されて展開されているが,その手腕も見事なものである。買って良かったと思わせられる1枚であった。

演奏家歴40年 さん | 山形県 | 不明

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